2025年に開催される大阪・関西万博において、フクシマガリレイ株式会社が特別な役割を果たします。大阪市西淀川区に本社を構える同社は、冷凍・冷蔵技術を基盤とし、業務用冷凍冷蔵庫やショーケースの製造を行ってきました。この度、彼らは「シグネチャーパビリオン」というテーマ事業にブロンズパートナーとして参加し、特に「EARTH MART」館における製品協賛を発表しました。
「EARTH MART」は小山薫堂テーマ事業プロデューサーが提案する、食を通じて生命を考える新しいアプローチです。フクシマガリレイは、自社の冷凍・冷蔵技術を用いて、未来の社会で重要な役割を果たす食物の保管の提案を行います。
大阪・関西万博の概要
2025年4月13日から10月13日までの184日間にわたり、夢洲で開催されます。主なテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、約2,820万人もの来場者が見込まれています。この大規模なイベントを通じて、世界中から人々が集まり、未来へ向けてのディスカッションや新しいアイディアの創出が期待されています。
シグネチャーパビリオンの特別な特色
シグネチャーパビリオンは、大阪・関西万博の象徴ともなる事業であり、8名の専門家の手によって構成されます。それぞれが異なった哲学でテーマに取り組み、独自の視点から未来社会に向けた提案を行います。各プロデューサーは次の通りです。
- - Better Co-Being:宮田裕章(慶応義塾大学教授)
- - いのちの未来:石黒浩(大阪大学教授)
- - いのちの遊び場 クラゲ館:中島さち子(音楽家)
- - null²:落合陽一(メディアアーティスト)
- - いのち動的平衡館:福岡伸一(生物学者)
- - いのちめぐる冒険:河森正治(アニメーション監督)
- - EARTH MART:小山薫堂(放送作家)
- - Dialogue Theater – いのちのあかし –:河瀬直美(映画作家)
これらのプロデューサーが、それぞれのテーマに基づき、未来の社会で重要な役割を持つ「いのち」について深く掘り下げ、来場者に感動と思索をもたらすでしょう。
フクシマガリレイ株式会社の企業情報
1951年に設立されたフクシマガリレイは、冷凍冷蔵機器の製造・販売を中心に、業務用機器や店舗システムの設計・施工を行っています。最新の技術と研ぎ澄まされた感性で、食のインフラを支える役割を果たしています。そして、今回の万博への協賛を通じ、未来の食文化や持続可能な社会に貢献する意義を強く打ち出しています。
未来を見据えた行動を行うフクシマガリレイの取り組みは、単にビジネスの枠を超え、社会全体への提案と共感をもたらすものであり、5年後に迫った大阪・関西万博での展開に大きな期待が寄せられています。