freeeと三菱UFJ銀行が新たなファイナンスサービスでタッグ
フリー株式会社(以下、freee)と株式会社三菱UFJ銀行(以下、三菱UFJ銀行)は、スモールビジネス向けの新しいファイナンスサービスを提供するための協業を発表しました。今回の協力により、2026年中には三菱UFJ銀行が提供するオンライン完結型融資サービス「Biz LENDING」へのfreee入出金サービスが導入される予定です。また、オンライン資金調達プラットフォーム「freee資金調達」でも、同サービスが掲載されることが見込まれています。
スモールビジネスへの多角的なサポート
本協業の狙いは、スモールビジネスに対する多面的なサポートを実現することです。三菱UFJ銀行は、社会や経済の変化に対応するため、豊富なネットワークと多様なソリューションを駆使して、社会課題の解決にも貢献していく姿勢を示しています。一方、freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に」というミッションのもと、誰もが自在に経営できる統合型経営プラットフォームの構築を目指しており、日本発のSaaS型クラウドサービスとして、パートナーや金融機関と連携しオープンなプラットフォームを設立しています。
この協業を通じて、両社はそれぞれのSaaS領域における専門知識や顧客基盤、金融事業のノウハウを相互に活用し、スモールビジネスの運営を支援する全体的なサービスを展開していく方針です。具体的には、2026年中にfreee入出金管理システムに、Biz LENDINGへの入出金管理情報を統合するデータアグリゲーション機能を組み込み、他行の入出金データを利用した新しい与信モデルを開発予定です。
中小企業の負担を軽減
実際に、freeeの「会社設立サービス」においては、三菱UFJ銀行の口座開設をサポートしており、新たなサービスへの移行がスムーズに行える環境が整っています。また、freee資金調達への「Biz LENDING」の掲載も行うことで、中小企業がオンラインで融資を受けやすくなる環境が構築されることが期待されています。
増加するサービス提供への期待
今後、両社は単にファイナンスサービスに留まらず、マルチチャネルや決済領域の協業についても検討し、付加価値の高いサービスの提供を目指していきます。これにより、多様化するスモールビジネスのニーズに応えていくことが期待されているのです。
この取り組みは、特に中小企業にとって重要な支援の一環であり、今後のビジネス展開に大きな影響を与えることでしょう。freeeと三菱UFJ銀行の協力により、スモールビジネスが直面する課題の解決に向けた新たな道筋が切り開かれることを期待しています。
企業概要
代表者: 半沢淳一
設立日: 1919年8月15日
所在地: 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
公式サイト
代表者: 佐々木大輔
設立日: 2012年7月9日
所在地: 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー21F
公式サイト
この協業の実現により、今後さらに多くのスモールビジネスが新しい資金調達手法を利用できるようになり、持続可能な経済活動に貢献できることでしょう。