SaaSビジネス支援
2019-06-03 16:30:03

新たな挑戦!日本市場向けSaaSビジネス支援プログラムが幕開け

SaaSビジネス支援プログラムに期待が高まる



日本のソフトウェア業界に新たな動きが見られます。Auth0、CircleCI、Stripeの3社が共同で開始した「Go_SaaS 三種の神器」プログラムは、SaaSビジネスとサブスクリプションビジネスの拡大を目指しています。このプログラムの目的は、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)やスタートアップ企業にシームレスな環境を提供し、迅速なビジネス立ち上げをサポートすることにあります。

プログラムの内容



1. SaaS事業の急速な立ち上げ


このプログラムを活用することで、企業はSaaSやサブスクリプションビジネスの立ち上げに必要な各種リソースを手に入れ、業務に集中できる運用環境を整えることができます。特に、ID管理、CI/CD(継続的インテグレーションと継続的デリバリー)、決済の各機能は、これからのビジネスモデルにおいて必須の要素です。

2. 需要に応える「三種の神器」


ID管理は、ユーザーのセキュリティを担保するための基盤となり、さまざまなログイン方式や多要素認証を通じてセキュリティの強化を図ります。CI/CDは、スムーズなソフトウェアの開発とリリースを実現し、ユーザーのフィードバックに迅速に対応できる環境を提供します。そして、決済は、企業の収益モデルに応じた適切な方法を提供し、ビジネスの成長を加速させます。

3. クラウドサービス活用のメリット


このプログラムで提案されるID管理、決済、CI/CD環境の構築には、各社のクラウドサービスが活用されます。具体的には、Auth0によるID管理、Stripeの多様な決済手段、CircleCIのCI/CD環境が連携し、企業にとって使いやすく、拡張性の高いソリューションを提供します。このように、企業はすぐにビジネスを始められ、運用の手間も大幅に軽減されるのです。

セミナーや導入支援


「Go_SaaS プログラム」では、アマゾン ウェブ サービスとの共催でセミナーも開催されます。主要都市で行われるこのセミナーでは、SaaSやサブスクリプションビジネスに必要な知識を提供し、具体的な実践例を紹介します。初回は、東京のAWSオフィスで7月8日に実施される予定です。

また、プログラム参加企業向けには、導入相談や技術支援を無料で提供。さらに、Stripeの導入企業には特別クーポンも用意されており、決済手数料が一定額まで無料になるメリットもあります。これによって、企業は導入時のコスト負担を軽減できるでしょう。

期待される波及効果


この施策により、国内のSaaS市場は更なる成長を遂げることが期待されています。富士キメラ総研の調査によると、2022年にはSaaS市場が6,412億円に達し、2017年度と比較して65.6%の増加が予測されています。従来型のパッケージソフトウェアに代わり、SaaS対応のニーズが高まる中、今回のプログラムはその需要に応える重要な一歩となります。

結びに


今回の「Go_SaaS 三種の神器」プログラムは、山積するテクノロジーの課題を解決し、SaaSビジネスの起業環境を整える強力な支援策です。日本の企業が新たな価値を持つサービスを生み出すことを期待しつつ、今後の講座やイベント情報については随時更新されるでしょう。プログラムを通じて、さらなるイノベーションが生まれることを心より楽しみにしています。

会社情報

会社名
Okta Japan株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目24−12 渋谷スクランブルスクエア45階
電話番号

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