AGESTとLazarus社が手を組む新たなサイバーセキュリティ戦略
株式会社AGESTは、米国のLazarus Enterprises, Inc.と提携し、AIを駆使した自律型サイバーセキュリティプラットフォーム「AGEST Defensive(仮称)」を共同で開発することが決まりました。業務提携契約は2026年6月9日に締結され、今後のセキュリティ市場への影響が期待されています。この提携により、両社は先端技術を活用してソフトウェアの品質と安全性を向上させる新たな側面を開拓することを目指しています。
サイバーセキュリティの現状
ecently、サイバーセキュリティへの需要が高まる中、特に生成AIを活用した高度な防御体制の構築が急務とされています。先日発表された「Claude Mythos Preview」をはじめ、様々な先端技術を適用した取り組みが示され、今後は政府や金融機関、セキュリティ業界での動向が鍵となります。このような背景を受けて、Lazarus社は自身のAIツール「Clearwing」を基にした新たなプラットフォームを提案しました。
Lazarus社のチーフサイエンティスト、Eric Hartford氏が提案したAgentic Workflowは、オープンソースの「Clearwing」を基にしており、様々なLLM(大規模言語モデル)を切り替え、機密性の高い環境でも動作可能です。実際、Lazarus社はこれを利用してFFmpegに潜む脆弱性を特定し、優れた成果を上げています。これにより、高度な技術を用いた脆弱性探しが可能になるという期待が寄せられています。
共同開発の意義
AGESTとLazarus社の提携は、ただの技術協力ではありません。両社の専門知識や運用に関する高度なノウハウを組み合わせた新しいサイバーセキュリティプラットフォームの開発が、特に注目される理由です。AGESTは、93万台のEDRデバイス監視の実績を有し、サイバーセキュリティ領域において高い評価を得ています。この提携により、日本を含むグローバルな市場での商用展開を加速できると期待されています。
最先端のプラットフォーム「AGEST Defensive(仮称)」の特徴
この新しいプラットフォームは、脆弱性を探すだけでなく、それに対する防御策をも提供する包括的なAI-drivenサイバーセキュリティソリューションを目指しています。具体的には、以下のような特徴があります:
- - 複数のAIモデルへの切り替え:環境変数一つでClaudeやGPTなど多様なLLMに対応。
- - オンプレミス環境での動作:セキュリティが極めて重視される企業向けに、高い秘匿性を保つことが可能。
- - コスト削減:高額なトークン料金の負担を軽減し、導入を容易にする仕組み。
今後の展望
AGESTはITやセキュリティ分野でパートナーシップを拡充し、次世代のセキュリティソリューションを構築していく方針です。特に、本年6月には脆弱性ハンティング機能をデビューさせ、同年9月には包括的プラットフォームとして完全にサービスを開始する予定です。これにより、企業や政府機関へのセキュリティ対策の提供が進むことが期待されます。
Lazarus社のコメント
Lazarus社のCEOであるAlex Panait氏は、この提携について次のようにコメントしています。「我々は、すべての組織がAI駆動型の高度な機能を享受できる未来を信じています。AGESTはその信念を共有しており、我々が目指していたコラボレーションの理想的なパートナーです。」
AGESTとLazarus社の共同開発が、今後のサイバーセキュリティの未来をどう切り開くのか、目が離せません。