災害時の新たな支援システム「パン無尽」
デッセム合同会社は、災害時に活用できる全く新しい無添加パン供給システム「パン無尽」を導入しました。この取り組みは、震災などの災害が発生した際に、安心して食べられる無添加のパンを最前線で提供するものです。
背景にある想い
昨年の能登で発生した地震では、多くの被災者が寒い環境の中、十分な食料を得られずに困難を強いられる姿が報道されました。特に心に残ったのは、年配の女性が避難所で身を縮めている様子です。このような現実を目の当たりにし、私たちは何かできないだろうかと考えた結果、この事業が立ち上がりました。
5週間完全補償の無添加パン
昨年1月に開発が完了した「5週間完全補償の無添加パン」は、安全性と長期保存性能を兼ね備えています。このパンは、化学添加物を一切使わず、国産の厳選材料を利用して作られます。食材選びから製造過程まで、徹底した管理が求められた結果、数年経っても保存可能な製品が誕生しました。
私たちはこのパンを「パーネ・エテルノ(永遠のパン)」と名付けています。保存性が高いだけでなく、湯煎することでさらに美味しさが引き立ちます。一般的なパンと違い、長期間にわたりその味を保つことができるのが特徴です。
「パン無尽」の仕組み
「パン無尽」は、被災者に無添加パンを届けるサポートシステムです。特に震度6以上の地震で被災した場合、地域のデッセム・サポーターに向けて、3人分のパンが自宅に届けられます。無添加であるため、保存環境にも配慮して作られています。この取り組みに参加するためには、事前にサポーター登録が必要ですが、限定的な募集により供給の質も確保されます。
具体的な特徴として、以下のような点が挙げられます。
- - 震度6以上の被災であれば、全壊や半壊に関わらずパンが支給されます。
- - 同一地域で登録は10名までとし、供給能力を保つための工夫がされています。
- - 避難所にいる場合でも、サポートが届くように努めます。
拡大する活動
デッセム合同会社は、創業以来、多くの方々に無償でパンを提供してきました。毎年春と秋にはシングルマザー家庭へ無償配布する活動も行っています。また、廣瀬自身は多くのメディアにも出演し、社会貢献の一環として地域貢献に取り組んできました。これらの活動を通じ、地域の支え合いの重要性を再認識しています。
結論として
「パン無尽」は、災害時に社会全体で支え合う仕組みを作ることを目指しています。私たちができることは限られていますが、この新たな取り組みが少しでも多くの人々に安心を届けられればと願っています。これからもこの活動を通じて、地域の方々との信頼関係を築き、支え合う社会を目指していきます。