北海道七飯町とバイウィル、ゼロカーボンシティ実現へ協定を締結
北海道七飯町は、株式会社バイウィルおよび株式会社北海道銀行と共同で、ゼロカーボンシティ実現に向けた連携協定を締結しました。この協定により、3者が力を合わせて地域のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めていくこととなります。
協定の概要
連携協定は2025年7月16日に締結され、七飯町役場で行われた式典には、七飯町長の杉原太氏、北海道銀行の西澤正敬常務執行役員、バイウィルの齋藤雅英執行役員が出席しました。この協定は、以下の項目に基づいています。
1. 環境価値に関する情報・サービス・ノウハウの提供
2. 環境価値を利用した新たなビジネスモデルの創造
3. その他、全当事者が認める協定目的に資する事項
背景
七飯町は2022年に「ゼロカーボンシティ」を表明し、2050年を目標にCO2排出量の実質ゼロを目指しています。LED化による街灯環境配慮や再生可能エネルギーの導入など、町民や事業者と共に様々な対策に取り組んでいます。これまで、北海道銀行とバイウィルは既に顧客紹介契約を締結し、地域脱炭素の実現に向けた連携を進めてきました。
J-クレジットの取り組み
今回の協定を通じて、3者はJ-クレジットの創出や流通にも取り組むことが決まりました。J-クレジットとは、事業者による脱炭素活動の成果を匿名化したクレジットであり、環境価値を持つこの認証は、企業内部のカーボン・オフセット活動や取引に利用できます。
今後の展望
3者は今後、七飯町でのJ-クレジット創出プロジェクトの登録申請からモニタリング、クレジットの販売を通じて、地域の脱炭素化を進めていきます。その際の第一歩として、LED照明の導入から取り組む予定です。バイウィルは、このプロジェクトの全過程を支援し、北海道銀行と連携して地産地消を重視した販売戦略を進めていきます。
3者の概要
代表者:町長 杉原太
所在地:北海道亀田郡七飯町本町6丁目1-1
公式HP:
七飯町公式サイト
代表者:代表取締役頭取 兼 間 祐二
本店:北海道札幌市中央区大通西4丁目1番地
公式HP:
北海道銀行公式サイト
代表者:代表取締役社長 下村雄一郎
所在地:東京都中央区日本橋2-3-21 群馬ビル6階
公式HP:
バイウィル公式サイト
この連携協定により、七飯町のゼロカーボンシティ実現に向けた新たなステップが踏み出されました。今後の取り組みに注目が集まります。