ふくおかFGの新施策
2025-10-29 15:23:24

ふくおかFGにおけるGHG排出量管理の新しい取り組みとは

ふくおかFGにおけるGHG排出量管理の新しい取り組みとは



2025年10月、ふくおかフィナンシャルグループ(以下、ふくおかFG)が温室効果ガス(GHG)排出量を可視化するプラットフォーム「C-Turtle® FE」を導入することが発表されました。株式会社NTTデータとNTTビジネスソリューションズの連携によるこの取り組みは、地域経済の持続的成長に向けた重要なステップとなるでしょう。

ふくおかFGの背景と目標


ふくおかFGは、九州地域の最大手地域金融グループとして450以上の拠点を有し、その活動は地域社会と密接に関連しています。彼らは環境への積極的な取り組みを行っており、特に気候変動問題に対して自社の事業活動によるCO₂排出量を2030年度までに実質ゼロにするという目標を掲げています。さらに、2050年には取引先を含む全体での「ネットゼロ」を達成することを目指しています。

この目標の実現を支えるための手段として、ふくおかFGは「グリーン預金」や「サステナブルファイナンス」といった環境に配慮した金融商品を展開しています。これにより、地域社会への資金の循環を促進し、持続可能な社会の実現に寄与しています。

「C-Turtle FE」の導入


「C-Turtle FE」は温室効果ガスの排出量を一元的に可視化するプラットフォームで、企業や金融機関のバリューチェーン全体の排出量を把握することができます。これは、サプライチェーン全体におけるCO₂削減に貢献するもので、特に金融機関向けには国際的基準「PCAFスタンダード」に準拠したファイナンスド・エミッションの可視化も可能です。このサービスを利用することで、投融資先の一次データを活用し、GHG排出量の算定がより精緻に行えるようになります。

各社の役割


このプロジェクトにおいて、NTTデータは「C-Turtle」および「C-Turtle FE」の開発・提供を担当し、NTTビジネスソリューションズは地域に密着した営業を通じて、ふくおかFGへの提案を行います。これにより、地域特性に応じた脱炭素経営支援が加速すると期待されています。

今後の展望


NTTデータとNTTビジネスソリューションズは、これまでの蓄積した知見を活用し、ふくおかFGとの協働を通じて地域経済の持続的な発展を目指していきます。さらに、C-Turtle FEを通じて得られたデータや知識を全国の金融機関や地域に広めることで、より広範なカーボンニュートラルの実現にもつながるでしょう。

まとめ


ふくおかフィナンシャルグループの新たなGHG排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle FE」の導入は、地域経済における持続可能な発展に向けた重要な一歩です。この取り組みを通じて、地域社会と共に成長していく姿勢が示されており、今後の進展が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社NTTデータ
住所
東京都江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル
電話番号

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