欧州で進化する豆富、ビジャレアルと染野屋の新たなコラボレーション
1862年創業の老舗豆富ブランド、株式会社染野屋が新たなビジネスの舞台として、スペインに目を向けました。特に、スペインサッカー1部リーグのビジャレアルCFと連携し、豆富に関するセミナーを実施し、その結果は大きな注目を集めています。今回のセミナーは、2025年4月28日にエスタディオ・デ・ラ・セラミカで開催され、在スペイン日本国大使館の協力を得たものです。
背景とセミナーの目的
染野屋は、バルセロナに豆富製造の店を持ち、欧州市場における健康志向の食材としての豆富を広めることを目指しています。ビジャレアルCFは選手が多国籍であるため、食における様々なニーズに対応する必要があります。特に、ヴィーガンやハラルといった食事制限に適した植物性たんぱく質が求められていました。
しかし、チームのメディカルディレクター、エクトール・ウソ氏は、過去に試した欧州の豆富に満足できず、この取り組みが実現するまでには時間を要しました。そこで、本格的な日本の豆富と出会ったことが、このセミナーの開催へとつながったのです。
セミナーの詳細
セミナーでは、豆富が何か、そして日本の豆富と欧州の豆富との違いを詳しく説明しました。参加者に実際の豆富を試食してもらった後、バレンシアの日本食レストラン「Kaido」のオーナーシェフ、矢ノ目 欽一氏が、現地の文化に合った豆富メニューを考案し、選手や関係者に提供しました。
参加者からは、「豆富は過去に食べたことがあったが、すべてが違って新しい体験だった」という感想が寄せられ、ビジャレアルCFの関係者は「この豆富なら日常的に使える」と期待を寄せました。
ウソ氏は「本日の体験は素晴らしく、参加者皆が美味しいと感じてくれる自信がある」と語り、今後の共同作業に意欲を示しました。また、日本大使館の四方涼平氏も「双方のニーズが一致し、ビジャレアルとのコラボは日本食の普及に新たな道筋を開くもの」との期待を表明しました。
佐伯夕利子氏も、「このプロジェクトが実を結ぶことで、豆富が選手の食事に取り入れられることを楽しみにしている」と述べています。
セミナー開催後の展望
このように、スペインのサッカーチームと日本の豆富業者との連携は、今後の展開に大きな影響を与えると期待されています。染野屋は、選手たちが健康を維持し、より良いパフォーマンスを発揮できるよう支援していく考えです。
さらに、矢ノ目シェフの言葉を借りれば、「豆富は栄養たっぷりで、スペインでの様々な食文化に溶け込む可能性が非常に高い」とも言えます。
今後も日本の豆富が、スペインをはじめとした海外市場でどう進化していくのか、引き続き注目していきたいところです。
会社概要
- - 企業名: 株式会社染野屋
- - 代表者: 八代目染野屋半次郎 小野 篤人
- - 本社: 〒302-0005 茨城県取手市東2-1-32
- - 東京ヘッドオフィス: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1
- - 設立: 2004年4月26日
- - 資本金: 3,300万円
- - URL: somenoya.com