新たな共創の拠点、ifLink認定制度が始動
2024年9月、一般社団法人ifLinkオープンコミュニティが「ifLink認定制度」を開始しました。この制度は、150社以上の企業や団体が参加する中で、共創活動を通じて得た行動や成果を評価し、認定することを目的としています。これにより、誰もが簡単にIoTを活用できる環境の実現を目指しています。
ifLinkの利点と意義
ifLinkは、さまざまなIoT機器やWebサービスをモジュール化し、自由に組み合わせられるIoTプラットフォームです。ユーザーはアプリを利用して、IFとTHENのルールを簡単に設定でき、多彩な機器やサービスとの連携が可能になります。この柔軟性により、ユーザーは自分のニーズに合わせた独自のシステムを構築できます。
ifLink認定制度の主要な要素
新設されたifLink認定制度では、主に3つの役割が認定されます。
1.
ifLink共創プロモーター
- 目的:ifLinkを活用して、多様な人々やアイデアをつなぎ、共創を促進する。
- 必要なスキル:ifLink・ifLink EXを使用した共創活動の推進。
2.
ifLinkレシピクリエイター
- 目的:ユーザーの課題を具体的に解決するアイデアを生み出し、実行する。
- 必要なスキル:ifLink・ifLink EXを使ったアイデア具現化。
3.
ifLinkデベロッパー
- 目的:ifLinkやそのマイクロサービスを用いてオープン開発に貢献する。
- 必要なスキル:プログラミングやデバッグを通じたオープン開発活動の支援。
認定レベル
認定には2段階のレベルが設けられており、基礎的なLevel.1と実践的なLevel.2があります。Level.1では学んだ内容を基にした活動の回数が、Level.2では具体的な成果の数が認定基準となります。これにより、実践的な活動がより強調される形です。
認定のメリット
認定を受けることにより、参加者には以下のようなメリットがあります:
- - 継続的なスキルの証明:自身の技術や行動が客観的に評価され、証明されます。
- - 客観的評価の獲得:150以上の企業・団体が関与するコミュニティからの認識が得られることは、自己の価値を高める要因となります。
取得手続きと今後の運用
認定を取得するためには、それぞれの役割に応じた行動や成果を上げ、申請フォームから申し込む必要があります。審査に合格すれば、正式な認定証が交付されるため、実際の活動が評価されることに繋がります。2024年に実施が始まった試行運用では、すでに100名以上が認定を受けています。これに加え、2026年には累計1万人の認定者を目指します。
最後に
一般社団法人ifLinkオープンコミュニティは、企業や団体の垣根を越えた共同活動を促進し、IoTの活用を広める取り組みを続けています。この新たな認定制度を通じて、さらなる共創の可能性が広がることでしょう。詳細は公式サイトやifLink認定制度のページをご確認ください。
ifLinkオープンコミュニティ公式サイト
ifLink認定制度のWEBページ