ユーソナーとサクラクレパスの連携によるDX推進
企業データの力で営業を革新
ユーソナー株式会社(本社:東京都新宿区)は、株式会社サクラクレパスにおけるデータ活用の成功事例を発表しました。この事例では、サイボウズ社のクラウド型業務管理プラットフォーム「kintone」とユーソナーの法人企業データサービスを統合し、営業とマーケティングのデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現しました。
サクラクレパスは1921年に創業し、長い歴史を持つ文具メーカーです。営業部門ではデジタルマーケティングやデータの有効活用に取り組んでいますが、以前は顧客データの管理において多くの課題がありました。
課題とその解決策
これまでサクラクレパスでは、同じ法人顧客に対して異なるシステムでそれぞれコードを付番して管理していたため、データ利用がしづらく、入力業務の負担が大きくなっていました。この問題を解決するため、マーケティング部デジタル戦略課は新たなSFA及びCRMの導入を決定し、ユーソナーの企業データベースサービスを併せて採用しました。これにより、異なるシステム間で共有可能な共通コードを持つデータが確保できることが期待されました。
デジタル戦略課の岡田健吾課長は、「一時的なマスターコードの導入ではなく、常時接続型でのデータメンテナンスのサービスが必要でした」と語ります。オペレーションの効率化に加え、営業担当者が外出先でも企業情報を簡単に確認できるように、スマホアプリ「mソナー」を併用しました。
実際の導入効果
ユーソナーの導入により、いくつかの顕著な効果が見られました。
- - 共通コードによるデータの一元管理: 異なるシステム間で特定のコードを付番し、顧客データを一元的に管理することができました。これにより、情報の散在が解消されました。
- - データ圧縮: SFAおよびCRM内の重複データを解消し、データ量を40%削減しました。
- - 作業時間の大幅な短縮: データの紐づけに要していた作業時間がほぼゼロになり、業務のスピードは約15倍に向上しました。
- - 名刺データの蓄積: アプリ「mソナー」の活用により、名刺データの蓄積が5倍に増加し、効果的なメールマーケティングが可能になりました。
サクラクレパスの歴史と使命
サクラクレパスは、大阪の森ノ宮に本社を構える、創業104年を誇る歴史ある文具メーカーです。同社は「クレパス®」や「マイネーム®」など、多くのヒット商品を持ち、教育や文化への貢献を続けています。令和の時代に入っても、変わらぬ理念で皆様の生活を彩る商品を提供し続けています。
まとめ
今回の事例は、ユーソナーが提供するデータ基盤がどのように営業戦略を革新し、業務効率を向上させたのかを示す良い例です。サクラクレパスは、最新技術を活用することで、さらなる成長を目指すことでしょう。デジタルマーケティングの重要性が増す中、企業としての進化を続ける彼らの取り組みから目が離せません。