現実と異界が交差する物語
2025年1月17日、パレードブックスから新作小説『Repetition―異界の庭より―』がリリースされる。著者は柚木壱氏で、彼の描く独特の世界観と魅力的なキャラクターたちに多くの読者が期待を寄せている。
あらすじ
物語の主人公、佐田塔子は広告会社に勤務するアラサー女子。彼女は年下の彼氏との結婚を夢見ながら、現実にはなかなか進展が無い日々を送っていた。そんなある日、塔子は幼い頃から憧れていた絵本作家の個展に訪れ、「菊の庭」と題された絵との運命的な出会いを果たす。この絵には、亡き母が話していた夢のエピソードが秘められていた。母の夢だった「菊の庭」で遊ぶ緋色の着物を着た少女。塔子はこの絵を描いたアーティスト、東郷ハルに直接会いたいと願う。
家族と共に山奥の一軒家に暮らすハル。その家には、彼の家族である青龍の甥セイや麒麟の息子コウ、白虎の猫ハクが住んでいた。彼らはかつて失われた朱姫の魂魄を集めるため、時空を自由に旅している異界の住人たちなのだ。塔子は東郷家を訪れるが、そこに待ち受けるのは彼女が予想だにしなかった運命だった。
塔子の声が朱姫に似ていることから、彼女は魔女のような存在、幸姫に捕らえられ、冒険に巻き込まれる。この中で彼女は、朱姫を愛してやまないコウに惹かれつつも未知の世界を旅することになる。彼女の運命や恋の行方は、どのように展開していくのだろうか。
読者へのメッセージ
本書のテーマは「美しい情景と幸せな恋愛」。日本人ならではの風景を通じて、懐かしさや癒しを感じることができる。物語は、存在の意味や時間、魂に関する根源的な問いを取り入れつつ、現代社会の孤独や競争を浮き彫りにしていく。異界好きの読者にはぜひともこの作品を手に取って、塔子と共に不思議な冒険に出かけてほしい。
イケメンと猫が登場するこの物語は、心温まるストーリーを通じて、多くの読者に楽しみを提供する。
書籍情報
- - タイトル: Repetition―異界の庭より―
- - 著者: 柚木壱
- - 出版社: パレード
- - 発売日: 2025年1月17日
- - ISBN: 978-4-434-34557-9
- - 仕様: A6判/並製/692ページ
- - 価格: 1,000円+税
詳細や購入は
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