ANA Digital Gateとエバー航空の提携について
ANA Digital Gate株式会社が台湾のエバー航空と国内初となるマイレージプログラムの提携契約を結び、訪日外国人向けの集客活動を強化することが発表されました。この提携により、エバー航空のマイレージプログラム「Infinity MileageLands」を利用した新しい販促サービスが4月から本格的にスタートします。
提携の背景と目的
近年、コロナ禍を経て訪日外国人の数が増加傾向にあり、特に台湾からの観光客は増加著しい状況です。2024年と2025年には、台湾からの訪日客数がそれぞれ676万人に達する見込みで、これは台湾人口の約29%に相当します。ANA Digital Gateはこのようなインバウンド需要を取り込み、国内の事業者に新たな集客プロモーション支援を提供することを目指しています。
新たな集客・プロモーション支援サービス
新しいサービスは、エバー航空のマイレージ会員向けに「認知拡大」と「来店・購買促進」を一手に成し遂げるインバウンド特化型の販促サービスです。具体的には以下のような内容が含まれています。
1.
マイル付与: 特定の店舗での商品購入やサービス利用に対して、エバー航空のマイレージが特典として付与されます。これにより、訪日客の来店を促進します。
2.
プロモーション活動: エバー航空の公式メディアを活用して、訪日中のマイレージ会員に向けて商品やサービスの認知を広める施策が展開されます。これにより、特定の店舗や商品に対する興味を高めることが期待されます。
3.
リピート促進: 台湾からの旅行者は高い再訪率を誇るため、マイル付与の施策を通じて顧客化やリピート購買を促進します。リピーターを育成し、一過性の消費に終わらせないことが重要視されています。
なぜ台湾か?
台湾は親日国として知られ、年間で676万人もの観光客が日本を訪れており、その消費額は過去最高の1兆2,110億円に達しています。また、台湾国内のロイヤルティプログラム市場は急成長しており、2028年には約25.9億米ドルに達する見込みです。このように、高いポテンシャルを持つターゲットとして、台湾からの観光客は事業者にとって非常に魅力的な存在となっています。
地方創生への貢献
エバー航空は日本国内の11空港に就航しており、主要都市だけでなく地方都市への集客にも極めて効果的なフライトネットワークを有しています。この点からも、両社の提携は単に集客だけでなく、地方経済の活性化や創生にも寄与することが期待されます。各地の特色を活かした観光プロモーションが展開されることにより、より多くの台湾からの観光客が地域を訪れることになるでしょう。
新規加盟店の募集
ANA Digital Gateは、「Infinity MileageLands」の新規加盟店を募集しており、2026年5月よりマイル付与サービスが順次スタートする予定です。既に京王百貨店やビックカメラなどが参加を決めており、今後多くの企業が加盟することが期待されています。
今後の展望
ANA Digital Gateは、インバウンド需要活性化を支援するために、国内の事業者が海外に向けたプロモーションを展開できるような窓口となり、新たなビジネスチャンスを提供していく意向です。
大変な時期を経て、ANA Digital Gateとエバー航空の強力な提携がどのように訪日観光市場に影響を与え、今後の成長に寄与するのか、今後の展開に注目が集まります。