みやき町とパナソニックの連携
2025-06-25 13:20:49

みやき町とパナソニックが健康寿命延伸を目指す新たな事業連携を開始

みやき町とパナソニックの連携による健康寿命延伸



佐賀県三養基郡のみやき町が、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社と共同で健康寿命の延伸を目指す事業に取り組むことが決まり、両者はこの目的のための事業連携協定を締結しました。この協定は高齢者の健康づくりを支援し、運動の習慣化や地域コミュニティへの参加を促進することを狙いとしています。

新たに導入されるプログラムは「テレさんぽ」と呼ばれ、運動と社会参加を同時に促進するツールとして期待されています。「テレさんぽ」は、日本各地の美しい風景や街並みを楽しむことができ、旅行気分を味わいながら足踏み運動ができるため、高齢者のモチベーションを高める役割を果たします。

「テレさんぽ」の特長と利点


「テレさんぽ」は高齢者の運動習慣の定着を図ります。特に、屋内での運動が可能なため、天候や気候に左右されずに利用できる点が大きな利点です。利用者は楽しみながら運動を続けることができ、画面に映し出される観光地の映像を見ながら、他の利用者たちとの自然な会話が生まれることも期待されています。

また、このテクノロジーは設置工事が不要で、専用タブレットを付属のケーブルでテレビに接続するだけで簡単に始められるのも魅力的です。これにより、高齢者でも手軽に利用できるのが良い点です。

実証実験とその目的


今回の協定に基づいて実施される実証実験は、みやき町のフレイル予防事業の一環として行われます。フレイル予防とは、健康状態と要介護状態の中間に位置するフレイルを防ぎ、健康を保つために必要な活動を行うことを目指しています。この実証実験では、「テレさんぽ」を無償で貸与し、町民の運動習慣の変化や社会参加の意欲を調査する計画です。

具体的には、市村清記念メディカルコミュニティセンターなどの拠点施設や地域の交流の場に「テレさんぽ」を設置し、運動促進、社会参加率の向上を図ることを目指します。

社会的課題への対応


みやき町は現在、高齢化が進行し、65歳以上の高齢者が約3人に1人を占めています。また、一人暮らしの高齢者や高齢夫婦のみの世帯の増加に伴い、社会的孤立の問題が深刻化しています。このため、運動や会話の機会を減少させないよう、具体的な対策が求められています。

こうした状況において、運動とコミュニティ参加を促進するための施策として「テレさんぽ」が活用されます。今後の実験によって得られるデータやフィードバックをもとに、新たな政策の検討が進められる予定です。

期待される成果


「テレさんぽ」の利用によって、高齢者の運動習慣の定着やコミュニティ参加率の向上が期待されます。また、新たな交流の機会を創出することによって、健康寿命の延伸や高齢者の孤立化の軽減に寄与することも目指されています。この実証実験は2025年6月19日から始まり、2026年3月31日まで続く予定です。

各主体の役割について


  • - みやき町は、事業の実施やデータ提供、広報活動を担当します。
  • - パナソニック E&Cは、「テレさんぽ」の提供や普及活動、地域の課題検証と解決に向けた取り組みを行います。

この協定による新たな取り組みが、地域の健康づくりにどのように貢献するか、注目が集まります。


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会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

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