もったいないアクション
2015-01-06 15:57:31

東京の食品廃棄物削減へ、もったいないアクションが始動

日本は食品廃棄物の多い国として知られ、年間約1,900万トンもの食べ物が捨てられています。これは、世界の食糧援助量の約3倍に相当します。食料自給率も40%を下回っており、まだ食べられる食品が多くても廃棄されてしまう現状は「もったいない」と言えます。この問題を受けて、「もったいないアクション」という取り組みが始まりました。このアクションは、食材の廃棄を減らし、食べられる部分を最大限に活用することを目的としています。特に注目すべきは、東京中央卸売市場での活動です。東京中央卸売市場では、平成24年度のデータによると、廃棄物が39,007トンあり、その中にはまだ食べられる魚が含まれています。小さな傷や規格外といった理由で捨てられる魚が毎年多く、これを何とかしなければなりません。

「もったいないアクション」の第1弾として、飲食店「魚治」がオープンしました。このお店は、築地市場でも最大のスペースを持つ仲卸業者「山治」との共同で運営され、捨てられてしまう魚を美味しい料理に変えることを目指しています。「魚治」では、山治が選び抜いた新鮮な魚を通常よりもお手頃価格で提供し、廃棄が問題視されている食材を無駄にすることなく美味しくいただくことができます。

「もったいないアクション」では、全国の魚、野菜、さらには惣菜の販売といった多様なプロジェクトを展開する予定です。それぞれのプロジェクトは、産地や工場など様々な視点から、まだ活用できる食材を捨てることなく最大限に活かすことを狙いとしています。

株式会社山治は、築地市場における大手仲卸業者であり、日本国内はもちろん、海外の商社とも取引を行っています。ここから供給される食材は、質が高く、安全で新鮮なものばかりです。

一方、株式会社MUGENは、東京や神奈川に飲食業の店舗を展開しており、地域の食文化に根差したメニューを提供しています。これらの取り組みによって、もったいない食材を美味しく変える活動が広がりを見せています。

今後も「もったいないアクション」は、食品ロスを削減するためのさらなる活動を続けていきます。無駄をなくし、美味しい食事を提供することが全ての人々にとっての「もったいない」を減少させる鍵となるでしょう。持続可能な食文化を育むために、私たち一人一人も参加していく必要があります。

会社情報

会社名
株式会社エードット
住所
東京都中央区日本橋3丁目3番3号いづみやビル4F
電話番号
03-3461-0985

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