1200年の歴史を持つ大泰寺に本格サウナが登場！新プロジェクト始動

1200年の歴史を持つ大泰寺に本格サウナが登場！

和歌山県那智勝浦町に位置する大泰寺は、約1200年前に開かれた南紀地方屈指の薬師霊場です。この寺院が、心と身体を癒す体験を提供する新たなプロジェクト「Zenサウナ」を立ち上げました。このプロジェクトは、10月31日AM9時からクラウドファンディングを開始し、多くの人々にお寺での特別な体験を届けることを目指しています。

歴史あるお寺での癒しの場の提案

大泰寺は、仏教の教えを基にした坐禅体験や宿坊、さらには自然豊かな環境でのキャンプ場を設けており、訪れる人々に様々な癒しの場を提供してきました。住職である西山十海さんは、現代社会における心の不安と悩みが増えていることに注目しています。

「本尊のお薬師様は、多くの病を癒してきました。私たちは、より多くの人にお薬師様の力を感じてもらい、心身を癒す機会を提供したいのです」と西山さんは語ります。彼は、サウナが坐禅の「ととのい」と共鳴し、ひとりひとりの癒しを助ける力があると気づき、このプロジェクトを始める決心をしました。

全天候型の新たなサウナ体験

大泰寺のサウナは、テントサウナの弱点を克服すべく全天候型の設計を導入します。このサウナはフィンランド式の薪を使った本格的なもので、地域の良質な木材を使用。熊野エリアの特産品を生かし、サウナ室には独特な個性を持った木材が使用されます。

「セルフロウリュウを採用することで、誰もが気軽に楽しめるサウナを目指しています。水着を着用することで、男女一緒に利用できるプランを提供します」と西山さんは説明します。

自然と向き合う場の設計

外気浴エリアでは、お寺の横にウッドデッキを設け、好きな姿勢でリラックスできる空間を用意。さらに、枯山水作りの体験を通じて、訪れる人に自分自身と向き合う時間を提供します。枯山水は日本庭園の象徴であり、利用者が自由に模様を描くことで、リラクゼーションを図ることができると考えます。

このサウナプロジェクトは、株式会社アーティストリーの協力のもと、サウナシュランやウッドデザイン賞を受賞した経験を持つ設計者によって監修されています。『今行くべきサウナ』として注目されています。

クラウドファンディングの詳細

クラウドファンディングは10月31日から始まり、11月末まで続きます。2025年の春、サウナのオープンを予定し、支援者向けの先行体験会も企画しています。和歌山の自然と仏教の癒しを融合させたこのプロジェクトに、多くの方々の協力を期待しています。

興味のある方は、ぜひクラウドファンディングページをご覧ください。