HEDASの虫食革命
2023-04-01 18:00:01
未来の食文化を切り開く!HEDASが挑む新たな虫食の形とは
新たな虫食への挑戦
昆虫食は一時の流行として終息を迎えていると思われがちですが、この認識を覆す新たな取り組みがHEDASから発信されます。彼らは昆虫食の可能性を再評価し、食卓に出せる「虫肉」を提案しています。プロジェクトの背景には、一過性のブームとして片付けられたくないという思いが色濃く表れています。
プロジェクトの発端
近年、昔から不安視されていた昆虫食が日本でも注目を浴び、さまざまな形で商品化されてきましたが、その多くが「珍しさ」や「話題性」だけに終わっていました。肉食に代わる選択肢としての昆虫食が、本当に根付く可能性があるのか。そんな疑問からこのプロジェクトがスタートしました。
昆虫食の再定義
HEDASが目をつけたのは、これまで乾物や粉末として売られがちな昆虫の新しい形です。硬い殻が特徴の昆虫は、エビやカニと同じように工程が必要で、こまかい加工がなされずにそのまま売られることが多いのが現状です。そのため、子供や一般の人が気負わず食べられるような形に変わることが急務だと考えました。
彼らは虫肉、特に滋味深さが際立つ幼虫を主に扱うことにしました。そのため、食卓に「虫肉」が普通に並ぶ光景を目指すのです。鳥のささみやお刺身のように、大衆が落ち着いて受け入れることができる形で提供されることを希望しています。
環境と食肉の関係
食肉問題は今や国際的な焦点になっており、環境問題や食肉の価格高騰という課題に直面しています。牛や豚、鶏の消費量は増加していますが、それは原生の生態系を壊し、さらなる環境問題を引き起こす結果にもなり得ます。一方で、虫は小さな生き物であり、飼育スペースや飼料も少なくて済み、環境への負担が最小限に抑えられます。これこそが虫食に注目すべき理由の一つです。
「日夲仔虫」ブランドの魅力
HEDASが立ち上げた「日夲仔虫」は、単なる昆虫食の提案ではなく、新たな「虫肉」というジャンルを確立する動きです。日本の文化を反映させながら、別の価値観を持つ食材として受け入れられることを目指しています。今回、このブランド名には、日本から世界へ虫肉という新たな選択肢を広めたいという想いが込められています。
どんな虫肉を提供するのか?
「日夲仔虫」では、特に風味豊かで肉質の良い天牛の仔虫を選びました。この仔虫は、肉厚でジューシーな味わいがあり、食べる楽しさを体感できることが特徴です。また、急速冷凍して提供することで、新鮮さを保ちながら、全く新しい食材としての魅力を発信します。
料理のアプローチ
皆さんには、冷凍された虫肉を調理して楽しんでほしいと考えています。解凍するだけでお刺身としても食べられますし、衣をつけてフライにすることもできます。料理の幅が広がりますし、そのアレンジに関しても様々な可能性を秘めています。
値段と安全性
虫肉が高級品として位置づけられるのか、それとも手軽に楽しめる料理としての認識が求められるのかが、今後の課題です。おおよそ一切れあたり100〜500円程度を目指すとしていますが、虫だからといって安価なものにとどまる必要はありません。やはり食物の安全性についても、病原菌や寄生虫のリスクは他の肉類と同じですので、しっかりとした研究と開発が基本となります。
未来へ向けての研究
今後の道のりは決して平坦ではないかもしれませんが、HEDASはあくまで研究開発企業。虫肉の可能性を追求し続け、美味しくて安全な食材として発信していきます。「虫肉」という新しい食文化の確立に向けて、一緒にお手伝いしていただければ嬉しいです。
まとまり
これからの食文化として、虫肉という選択肢が受け入れられる未来を楽しみにしています。HEDASの「日夲仔虫」にぜひ注目してください。新たな食の形に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
HEDASymphony株式会社
- 住所
- 東京都千代田区富士見二丁目3−27ハーモニ別館123
- 電話番号
-
050-3395-6810