新生演劇ユニット、King's Menの魅力
新たに誕生した演劇ユニットKing's Menが、アーサー・ミラーの名作『るつぼ ―― Fire Walk With Me ――』を2024年9月25日から29日にかけて上演します。会場は東京都杉並区の座・高円寺2で、9月29日にはせんがわ劇場で特別公演も行われる予定です。この作品は、正義の暴走、社会的問題、人間の尊厳といったテーマを扱ったミステリーとサスペンスを兼ね備えた内容です。
チケット先行販売について
今回の公演チケットは、カンフェティが運営するロングランプランニング株式会社を通じて、8月2日(金)午前10時から先行発売が開始されます。この特別な機会をお見逃しなく!チケットは一般4,500円、学生・障がい者割引は3,500円と、手頃な価格で楽しめます。
あらすじと公演の見どころ
物語は、主人公ジョン・プロクターが召使いの少女と禁断の関係を持ってしまうことから始まります。彼女はジョンを自分のものにしようと、村人たちを次々に魔女として名指しし、村は混乱の渦に。彼女の行動がそれに留まらず、彼の妻にも影響を及ぼすなど、緊迫感あふれる展開が待っています。果たしてジョンはこの混乱の中から生き残ることができるのか?
この作品は、愛、嫉妬、争い、さまざまな人間の思惑が絡み合う群像劇です。演劇の醍醐味を感じさせるストーリー展開と衝撃のエンディングは、観客に深い感動を与えることでしょう。
演出とキャスト
演出は、篁エリ氏と平澤トモユキ氏によるW演出です。二人は、過去に『マクベス』で高い評価を得ており、今回もそのパートナーシップを活かした迫力の舞台を見せてくれることでしょう。出演者には、シェイクスピア作品に精通した俳優から、舞台経験が浅い若手の俳優、さらには障がいを持つ俳優たちも含まれており、多様性のある共演が期待されます。特に、オーディションを経て選ばれた障がい者俳優の活躍に注目が集まります。
King’s Menの理念
King's Menは、演劇の普及を目指す新しい演劇ユニットとして、多様性を大切にし、演劇に寄り添う価値観を持っています。営利を目的とせず、優れた文化芸術を創出することを目指し、演劇に親しみのない人々へのアプローチを行っています。
この演劇ユニットの活動は、演劇界に新たな風を吹き込むことでしょう。次世代の演劇ファンにとっても刺激的な体験を提供することを目的としているだけに、今後の活動から目が離せません。
公演詳細
- - 公演期間: 2024年9月25日(水)~9月29日(日)
- - 会場: 座・高円寺2(東京都杉並区高円寺北2-1-2)、9月29日のみせんがわ劇場(東京都調布市仙川町1丁目21-5)
- - 出演者: 平澤智之絵里、安藤良侑、石井亮次、小澤まりりん、小松大和、中島史朗、二瓶俊行、春名蓮、古川時男、マキノマサト、MiCHi、緑めい、森秋子、山本麻祐、ユウキ、吉村咲希ほか(50音順)
この良機にぜひ『るつぼ』を見学し、その魅力を体感してください!