三社電機製作所、令和7年度新エネ大賞で特別賞を受賞
大阪市に本社を置く株式会社三社電機製作所が、技術革新と独自性を認められ、令和7年度「新エネ大賞」において審査委員長特別賞を受賞しました。この賞は、同社が開発した最大5MW対応の系統連系パワーコンディショナー試験システムに対して贈られました。
受賞の背景とシステムの特長
受賞した背景には、システムの優れた性能があります。この系統連系パワーコンディショナー試験システムは、業界最高水準の性能を誇り、特にパワー半導体として自社開発の「SiC MOSFET」を使用したことで、従来のシステムに比べて損失を67%削減。さらに、電力変換効率は驚異の97.4%に達しています。
装置サイズも従来の約3分の1に小型化され、設置や運用面でも優れた利便性を提供しています。また、2.5MVA系統模擬電源を並列化することで、最大7.5MVA構成が実現され、より高い試験精度を維持しています。
試験機能も充実しており、Sunspec SVP(System Validation Platform)による標準自動試験に加えて、Pythonを用いた柔軟な試験プログラミングが可能です。このため、複雑な試験も簡便に実施できます。実際には、ネットワークを統合し試験を自動化することで、従来の10分の1の時間での試験実施が可能になりました。
再生可能エネルギー分野での影響
この技術はすでに太陽光発電や蓄電池向けのパワーコンディショナーへ展開されており、再生可能エネルギーの普及促進や国際競争力の強化へ寄与することが期待されています。三社電機製作所の技術は、今後のエネルギー政策においても重要な役割を果たすことでしょう。
企業理念と未来展望
三社電機製作所は、1933年に映写機用電源の開発から始まり、「パワー半導体」と「電源機器」メーカーとしての地位を確立しています。今年、企業パーパス「パワーエレクトロニクスと創造力で、社会を前進させる。」を掲げて研究開発を進め、高品質な製品の創造を目指しています。そのビジョンをもとに、今後も革新的な技術を提供し、社会に貢献する製品を生み出し続けることでしょう。
詳しい情報は、三社電機製作所の公式ウェブサイト(
こちら)をご覧ください。