未来の建築者育成
2025-06-19 16:48:22

奈良県立奈良商工高等学校と一建設が実施した未来の建築者育成イベント

奈良商工高校の生徒たちが一建設の現場見学で得た学び



2023年6月17日、一建設株式会社は奈良県立奈良商工高等学校の建築工学科3年生を対象に、木造住宅の建築現場見学会及び住宅設計体験会を実施しました。このイベントは、将来の建築業界を担う若者たちへの技術と知識の承継を目的として行われました。

イベント開催の背景



近年、建設業界では人手不足が深刻化しています。特に、団塊世代の退職が進む中で、2025年にはその影響が顕在化すると予測されています。国土交通省の調査によると、建設業の就労者数は1997年と比べて約30%減少しており、高齢化が進む現場での技術承継が大きな課題となっています。この状況を受けて、一建設は次世代の人材育成に力を入れることを決定し、今回の見学会と体験会を実施しました。

現場見学会と設計体験会の内容



開催当日は、まず開会の挨拶が行われ、その後、建築現場に移動しました。この現場見学会では、一建設が取り組む熱中症対策や、作業に必要な安全管理についての説明がされました。例えば、高校生にはファン付きウェアや塩タブレットが提供され、実際に建設現場での作業環境が紹介されました。

続いて、基礎工事や躯体工事についての説明があり、実際に一建設で働く大工が工具の使い方をレクチャー。選ばれた3名の高校生は、その場で電動工具を使ってビス打ちを体験しました。この実践的な学びは、生徒たちにとって貴重な経験となったようです。

そして、午後には「住宅設計体験会」が行われました。このセッションでは、一建設の設計部の社員から住宅設計の仕事内容が説明され、実際に3D CADを使った設計のデモンストレーションが行われました。参加した生徒たちは、自分が住みたい平屋住宅の図面を作成し、代表として4名が発表しました。生徒たちは、「学校で使う3D CADとは異なり、体験会で使ったものは非常にスピーディで感動した」と多くのコメントを寄せています。

働く環境と専門知識の共有



参加した生徒たちからの印象的な反応が多く寄せられ、特に「ファン付きウェアやアイテムの支給が良かった」という声や、「求人票の見方について学べたのがとても役に立った」との意見もありました。未来の建築を担う若者たちには、ただの知識だけでなく、働く環境やその中で求められる専門知識を知ることも重要です。

まとめ



一建設が業界の未来を考え、若い世代を積極的に育成する姿勢が見える今回のイベント。建築業界での人手不足が叫ばれる今、こうした取り組みは非常に意義深いものと言えるでしょう。若者たちが、未来の建築現場で活躍する姿を期待してやみません。

以上のように、一建設株式会社は、奈良商工高校の生徒に対して実践的かつ有意義な体験を提供し、次世代の建設業を支える人材育成の一環として大きな意義を持つ取り組みを行いました。このような取り組みが他の企業でも進めば、業界全体の未来も明るくなることでしょう。


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会社情報

会社名
一建設株式会社
住所
東京都豊島区南池袋2丁目25−5 藤久ビル東 5号館
電話番号
03-5928-1700

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