FYF、CES 2026に初出展
株式会社FYFは、2026年1月6日から9日まで、アメリカのラスベガスで開催されるCES 2026に初めて出展します。同社は新しい教育体験として「TCP/IPカルタ」と「日本文化カルタ」を発表。このプロダクトは学びと文化体験を楽しくデザインし、訪問者に提供することを目的としています。
FYFの背景と理念
FYFは千葉県柏市に本社を置き、創業からITインフラの支援やシステム設計を手がけてきました。その中で、IT人材の育成や教育の地域間格差、さらにはネットワークの仕組みを理解したいけれども、その第一歩が難しいという声を多く耳にしました。これを受けて、FYFは「専門的な知識をもっと直感的で楽しく学べる形にできないか?」との思いから、TCP/IPカルタの開発を進めました。
TCP/IPカルタの革新
TCP/IPカルタは、SSHやFTP、HTTPなどの主要なプロトコル名を表に、対応するポート番号を裏に記載した教育カードです。このカードはIT初心者やエンジニアを目指す人、企業研修など幅広い用途に利用されます。特に注目すべきは、既存のゲーム形式を取り入れることで、学ぶ楽しさを倍増させている点です。プロトコル名とポート番号が一緒になったことで、学びながら遊ぶことができ、自然とITの基礎知識を習得することができます。
独自のYouTubeプレイリストを活用した「読み手不要モード」や、花札スタイルのゲームモードも搭載し、プロトコルの関係性やセキュリティについても学べる仕組みを整えています。これにより、教育環境を低コストかつ効率的に構築できることが目指されています。
日本文化カルタのコンセプト
さらにFYFは、増加する訪日外国人や文化を体験したいというニーズに応えるため、日本文化カルタを開発しました。この文化カルタは「見て楽しい・遊んで理解できる・QRコードで深く学べる」の三層で設計されており、観光施設や飲食店、ホテルなどでの導入が期待されています。
QRコードを利用して文化情報を動的に拡充することで、カードを手に取った瞬間に文化理解が始まります。英語対応もしており、外国人観光客でも使いやすい作りとなっています。
CES出展の意義
FYFがCES 2026に出展することになった背景には、ITリテラシー教育を革新したいという思いや、日本文化への国際的な関心の高まりがあります。FYFのITインフラと体験設計に関する専門知識を生かし、アナログ体験とデジタル技術を融合させたプロダクトを世界に発信する挑戦なのです。
出展予定のブースは、Venetian CampusのEureka Parkに位置し、TCP/IPカルタと日本文化カルタを展示します。この機会を通じて、FYFは「アナログの魅力とデジタルの利便性を統合し、学びと文化体験を豊かにする」ことの重要性を再確認し、国際的な来場者と文化交流を図っていきます。
会社情報
FYFの本社は千葉県柏市に位置し、ITインフラの支援、学習体験設計、文化体験プロダクト開発を行っています。詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。
URL:
FYF公式ウェブサイト