「万福屋」の誕生に隠された物語
うなぎ好きなら誰もが楽しめる体験を提供する食べ放題店「万福屋」。2026年7月26日、神奈川県川崎市に本社を構える株式会社eatopiaホールディングスの子会社、eatopiaが満を持して開業しました。その開業前から1,200以上の予約数を誇るこの店の裏には、一人の父親の心温まる体験がありました。
小学生の息子の一言
その物語は、代表取締役の伊藤永氏が小学生の息子と共にうなぎを楽しむひとときから始まります。家族で出かけた食事の際、息子が選んだのは値段の安い「半身」うな重でした。「お腹が空いてないの?」と尋ねると、息子は「高いからこれで大丈夫だよ」と返しました。この言葉に、伊藤氏は胸を痛めつつも、何かしなければならないという強い意志を抱くようになったのです。
「家族全員が気にせず楽しめるうなぎ屋を作りたい。」その思いが胸の奥に芽生えます。
事業の展望
そんな思いを胸に「万福屋」の計画がスタートしました。大阪でのイベントにおけるうなぎ食べ放題が大盛況だったことを耳にし、このビジネスモデルを本格化させる決意を固めたのです。
もちろん、安価で提供するために設定した価格は3,980円(税込4,378円)。しかし、この価格において原価率52%という壁に直面してしまいます。これを克服するため、伊藤氏は日々試行錯誤を重ねました。
お客様のワクワク感を引き出す
伊藤氏がたどり着いた答えは、顧客満足と業務効率化を両立させる仕組みの構築でした。その一環として導入されたのが「セルフ七輪炭火焼き」。
このシステムでは、まず店舗側で下焼きを行い、お客様自身が卓上で仕上げることで「香ばしいうなぎを育てる体験」を提供します。この仕組みは職人が焼き台に拘束される時間を大幅に軽減し、その分の人件費を価格に還元することに成功しました。
また、ドリンクメニューには画期的な「1ℓのメガジョッキ」を採用。1杯490円(税込539円)の通常価格で提供することで、ボリューム感を演出しつつ、オーダー回数を減らします。これはサービススタッフの移動距離を削減し、効率的な接客を実現する画期的なアイデアです。
家族の笑顔と食文化の創造
このような試みを通じて「万福屋」は、家族が笑顔で満腹になる新たな食文化を提案しています。代表の伊藤氏が抱いた思いは、初日から1,200人以上の予約をいただく反響へとつながり、徐々に実を結びつつあります。
食べ放題メニューには、うなぎを中心にサイドメニューやキッズメニューも豊富。サーモンハラスやフライドポテトなど、様々な料理が楽しめます。
この店舗は、期間限定ではありますが、ここで発見した新たな課題に挑み、常設店舗として進化していくことでしょう。
株式会社eatopiaについて
eatopiaという社名は「eat(食べる)」と「utopia(ユートピア)」を組み合わせた造語です。お客様にとって特別な場所となるような店舗の創造を目指しています。「万福屋」もその一環として立ち上がったのです。今後の展開が非常に楽しみです。