株式会社ランクアップが最優秀賞を受賞
2026年の「キャリアオーナーシップ経営AWARD」において、株式会社ランクアップが中堅・中小企業部門の最優秀賞を受賞しました。この賞は、個人と組織の持続的な成長を実現するための企業の取り組みが評価されています。
受賞の背景
ランクアップがこの賞を受賞した理由は、社員の「たった一人の悩み」を出発点に、キャリアオーナーシップを活かす人材の育成に注力したからです。具体的には、以下の3つの施策を一体的に実施しています。
1.
価値観共有
- 従業員の意見やライフステージ、負荷状況を可視化
- 3か月ごとのキャリア意向ヒアリング
- 半年ごとの全社ワークで価値観とサーベイ結果を共有
2.
環境づくり
- ライフステージに配慮したキャリア継続の支援
- 病児シッター費用を全額会社負担
- ハイブリッド勤務や時短勤務などの柔軟な制度
3.
連携
- 従業員の個々の悩みをビジネスに結びつける
- ニキビ悩みから生まれた「アクナル」、学童型スクール「クレイバーキッズ」の創業
これらの施策が功を奏し、企業文化や働き方、さらには企業価値の向上に貢献しています。
取り組みの成果
企業文化の変革
ランクアップでは、2013年から2017年にかけて、以下の従業員サーベイの指標が大幅に改善されました。
- - 従業員の意思決定参画:11% → 79%
- -働きがい:47% → 93%
- - 会社に来るのが楽しみ、0% → 57%
この結果、トップダウン式の文化から自律的で共創型の企業文化へと移行しました。
働き方の多様性
参加者の約8割が女性であり、その中にはママ社員が約4割もいます。産休や育休後の復職率は100%、子育てを理由にした退職はゼロという状態が続いています。これは「仕事も子育てもどちらも諦めない」という企業文化が定着していることを示しています。
企業価値の成長
2025年には144億円の売上を見込んでおり、企業の事業は化粧品と教育の二本柱です。社員から発信されたアイデアが、事業ポートフォリオの多様化と持続的な企業価値向上に寄与しています。
岩崎社長の思い
代表取締役の岩崎裕美子氏は、過去のブラック企業での苦い経験を元にランクアップを設立しました。彼女は創業当初から「残業を前提としない働き方」を掲げてきましたが、その中で社員の参加意識を高める組織文化の重要性を認識しました。
物事は単なる「制度」ではなく、社員が自らのキャリアオーナーシップを発揮できる文化が築かれていることが、企業の成長の鍵を握っているとのことです。
今後の取り組み
さらにランクアップは、2025年11月から全社員を対象とした「1on1」の取り組みを開始します。上司と部下が15分間の会話を通じて、仕事以外の気になることを話す機会を設け、メンタルヘルスへの配慮を強化します。この取り組みによって、社員がより自主的にキャリアを考える姿勢を育むことが期待されます。
今後も株式会社ランクアップは、キャリアオーナーシップを大切にし、従業員の悩み解決に尽力する企業として成長を続けていく意向です。