JX石油開発、ベトナム沖15-2鉱区での成果
JX石油開発が完全出資する日本ベトナム石油株式会社は、1992年にベトナム沖15-2鉱区の権益を取得し、以来約32年間にわたり原油生産を続けてきました。2024年9月13日には、同鉱区における累計原油生産量が2.5億バレルに達したと発表されました。
15-2鉱区の進化
特にランドン油田とフンドン油田の開発が進められ、ここでの生産された原油はベトナム国内のみならず、アジア各国にも供給されています。本鉱区は、JX石油開発にとって重要な事業基盤の一つであり、今後も同社の成長に寄与することが期待されています。
クリーン開発技術への取り組み
日本ベトナム石油は、石油・天然ガス業界で初の原油随伴ガスの回収・有効利用を実現したクリーン開発メカニズム(CDM)事業を展開しています。このような取り組みは、持続可能な開発に向けた重要な一歩であり、ベトナム政府からも高く評価されています。さらに、同社は炭化水素ガスによる増進回収技術(HCG-EOR)の導入や、CO₂-EORのパイロットテストを行い、新たな技術革新を積極的に進めています。
安全第一の取り組み
企業の責任として、JX石油開発は20年以上にわたり労働災害ゼロを達成しています。安全性を最優先にし、従業員と地域社会への配慮を持ち続けて運営しています。このような姿勢は、企業の信頼性を裏付けるものとなっており、今後の発展にもつながることでしょう。
今後の展望
JX石油開発はベトナムを重要な事業国として位置づけており、15-2鉱区に対する経験と知識を活かしてさらなる成果を目指しています。持続可能な成長を追求しながら、地域経済への貢献も重要な方針の一つです。2236年には、世界的なエネルギー需要の変化に応じた柔軟な対応を図りつつ、環境への負荷を軽減していくための取り組みが改めて強調されています。
今後も同社のさらなる活躍に目が離せません。