沖縄・中城村の「護佐丸バス」が革新を迎える
沖縄県中城村のコミュニティバス「護佐丸バス」が、顔認証技術を活用した新しい乗車サービスを導入します。この画期的なサービスは、2025年11月19日からスタートし、利用者の便宜を図ることを目的としています。バスの運行を担当する中城村と、顔認証サービスを提供するジョルダン株式会社、そして琉球銀行の三者が協力して実現したこのプロジェクト。地域住民の利便性向上を目指し、新たなスタンダードを築くことが期待されています。
顔認証技術の導入でスムーズな乗車
「護佐丸バス」の全路線にわたって、顔認証による非接触・非対面型の乗車サービスが利用可能になります。利用者があらかじめ自身の顔情報を登録しておくと、料金箱近くに設置された専用リーダーに顔をかざすことで、スムーズに乗車できる仕組みです。降車時も同様の手続きが求められ、これにより接触を最小限に抑えた安全な移動が可能となります。
この顔認証サービスは、特に地元の利用者にとって日常的な通勤や買い物、といったシーンで大いに役立つと予想されます。中城村に暮らす住民が中心となり、また観光客向けには専用の二次元コードも発行され、キャッシュレスでの乗車が可能になります。
料金決済の効率化
バス料金は1ヶ月分をまとめて事前登録された国際ブランドのカードから引き落とされるため、一回一回の支払いを意識しなくても済むのも嬉しいポイント。利用できるのはVisaおよびMastercardで、今後さらに多くのブランドが追加される予定です。
顔認証情報の登録開始とイベント情報
顔認証の情報登録は2025年11月10日から可能となり、スマートフォンを通じて簡単に行えるようになります。また、11月13日から20日まで、中城村役場の1階エントランスホールにおいて特設ブースが設けられ、対面での顔認証登録受付も行われます。
さらに、サービス開始を記念したイベントも開催される予定です。11月18日には中城村役場1階ホールで、顔認証乗車サービスの詳細説明やデモンストレーション、記念撮影が行われます。
プロジェクトの背景と展望
この取り組みを支えるジョルダン株式会社は、1979年に設立され、移動に関するICT技術に力を入れてきた企業で、特に「乗換案内」アプリの成功により多くのユーザーを抱えています。沖縄と本土の住民に新たな価値を提供し、今後の地域交通に革命をもたらすと期待されています。
バスをこのような新しい技術によって利用することができる日があと少しです!