熊本・鶴屋百貨店、請求書処理のさらなる効率化を実現
熊本市に本社を構える老舗百貨店、
「鶴屋百貨店」が、株式会社インボイスの提供する一括請求サービス「Gi通信」を導入し、その業務の効率化を果たしました。この新しい取り組みにより、テナントや部門ごとの通信費請求書処理が大幅に改善されています。
導入の背景
鶴屋百貨店は、毎月約50通、800回線にわたる請求書を受け取っており、通信用の請求書を分別し、入力する作業が経理部門の長年の課題でした。経理担当者の山下氏は、「全ての請求書をExcelに手入力し、それぞれの部署に適したものに仕分けるという作業を行っていた」と振り返ります。この地道な作業は、手間がかかるばかりでなく、人為的なミスの元にもなっていました。そもそも、テナントの通信費を立替処理し、月々の賃料と共に請求する必要があったことも、業務を複雑化させる要因となっていました。時間や労力がかかるこのプロセスは、改善が待たれていました。
サービスの検討と選定
鶴屋百貨店では、請求書処理の効率化が経営上の重要な課題であると認識していました。しかし、いくつかのITツールを検討した結果、特定のキャリアだけを対象としたサービスしか見つけることができませんでした。その中で、インボイスの「Gi通信」と出会い、テナントの立替処理や通信キャリアの横断管理ができる点に魅力を感じ、導入を決定しました。このサービスを使えば、複数の通信キャリアの請求書が一本化されるため、従来の煩雑な仕分け作業の多くが自動化されることが期待されました。
導入後の成果
「Gi通信」の導入後、請求書処理の効率化は目に見えて現れました。約50通あった請求書が1通に集約され、800回線分の情報が整理された形でインボイスから送付されてきます。この変更により、経理担当者は単なる確認作業だけで済むようになり、作業時間はこれまで丸1日かかっていたものがたった2時間に短縮されました。山下氏は、「時間的余裕が生まれたことで、心理的ストレスが軽減され、他のバックオフィス業務のデジタルトランスフォーメーションにも着手できるようになった」と語っています。さらに、ペーパーレス化が進み、伝票の保管スペースや管理コストが削減されたことも大きなメリットです。
今後の展望
この効率化の取り組みは、請求書処理に留まらず、他の業務にも良い影響を与えているといえます。創出された時間を活かして、さらなる業務改善や効率化を推進していく意欲が高まっています。鶴屋百貨店は、今後も業務の最適化を図りつつ、顧客にもより良いサービスを提供するための努力を続けていくことでしょう。
会社情報
鶴屋百貨店
- - 本社所在地: 熊本市中央区手取本町6-1
- - 企業URL: 鶴屋百貨店
企業概要
インボイス株式会社は、お客様に代わって請求書を受領し、通信キャリアやサプライヤーへの支払いを代行することで、請求書を一本化するサービスを提供しています。導入を希望する企業は、このサービスを通じて業務の効率化やペーパーレス化の実現を目指すことができます。詳細については公式サイトをご覧ください。