新たな潮流を生むALISA有紗
株式会社Artisansが運営するラグジュアリーアパレルブランド「ALISA有紗」が、東京都の女性ベンチャー成長促進事業「APT Women」に第10期生として採択されました。この選定は、企業が新たな飛躍を遂げるための大きな第一歩でもあります。
ALISA有紗とは何か
ALISA有紗は、日本の伝統工芸を受け継ぎ、現代のライフスタイルにマッチした商品群を展開します。その中には、京友禅工房や日本画作家とのコラボレーションによって生まれたKimono robeやパジャマセットアップ、さらには枕カバーなどが含まれています。特に、国内高級ホテルや個人の方々に向けて、これらのアイテムを届けることで、伝統と現代を織り交ぜたラグジュアリーな体験を提供しています。
APT Womenによる支援
APT Womenは、女性の起業家を支援すべく東京都が実施しているプログラムです。このプログラムを通じて、ALISA有紗は国内外での販路拡大、企業連携、ブランド強化に向けた取り組みを進めていきます。特に、ホテルや百貨店との協業、インバウンド観光を視野に入れた体験型事業に取り組むことを目指しています。
代表者の思い
代表取締役の山脇有紗氏は、日系シンクタンクでの香港駐在や外資系コンサルでの経験を経て、自分の文化の根源である日本の歴史的背景に再度向き合うことにしました。着物の着付けを学び、その奥深さに魅了された彼女は、「自分は千年以上続く文化の延長線上にいる」と感じています。
しかし、日本の伝統産業である呉服市場は縮小しており、後継者不足という課題も抱えているのが現実です。この状況を受けて、ALISA有紗は呉服産業を現代のラグジュアリーアパレル市場に進化させ、職人たちの技術と芸術を海外に広げるという新たな挑戦に出ています。「伝統を再定義し、持続可能なものづくりを通して、日本の職人技を未来へつなぐ」というMissionを掲げ、ALISA有紗は活動を続けています。
未来への展望
同社は、職人の技術を単なる着物の枠を超え、より自由に、広い範囲で世界に広めたいと考えています。これにより、日本独自のラグジュアリーメゾンを確立し、誰でも手に取りやすい形で伝統の価値を世界中に届けることを目指します。
APT Womenの意義
APT Womenは、過去に280社以上を採択し、総計約242億円を超える資金調達を実現してきました。また、900件以上の大手企業との連携も数多く見受けられます。このような充実したサポートの中で、ALISA有紗がどのように成長していくのか、今後の展開に期待が高まります。
株式会社Artisansは、「伝統を再定義し、持続可能なものづくりを通して、日本の芸術と技を未来へつなぐ」ことをMissionに掲げ、今後も伝統工芸と現代のニーズを融合させた革新的な商品を提供し続けます。伝統を尊重しつつ、新しい価値を創造する挑戦に、どうかご注目ください。