TE Connectivityがサステナビリティに向けた大きな前進を達成
神奈川県川崎市を拠点とするTE Connectivityは、2020年から2024年にかけての温室効果ガス削減目標において、目を見張る成果を収めました。具体的には、Scope 1およびScope 2の温室効果ガス排出量を80%削減したというもので、これは当初設定されていた70%を超える成果です。こうした進捗は、TE Connectivityの最新企業責任レポート「One Connected World」にも詳細に記載されており、持続可能な未来に向けた深いコミットメントが示されています。
企業の責任と未来に向けての方針
TEのCEO、テレンス・カーティン氏は「私たちの企業責任に関する取り組みは、世界中のお客様の期待に応えるものです。温室効果ガスの削減やイノベーション、インクルージョンを推進することは、私たちのあらゆる活動の指針となっています」と述べており、これまでの成果を誇示しています。
TE Connectivityは、2024年度においてもScope 1およびScope 2の温室効果ガス排出量を前年比30%削減しました。これは、持続可能性に対する堅実な取り組みが効果をあげていることを示した結果です。
再生可能エネルギーと廃棄物削減の目標
過去1年のデータを見ると、TEの再生可能電力の使用率は87%に達し、前年比で10%上昇しています。本来、同社は2025年までに80%の目標を掲げていましたが、これは前倒しで達成したことになります。また、Scope 3の温室効果ガスの排出量については、2022年比で14%削減し、さらに2032年までに30%を目指す計画です。
TEのフィランソロピー活動も見逃せません。2020年以降、同社は500万人以上の人々を支援するSTEMプログラムを推進し、2030年には1,000万人への支援を目指しています。さらに、労働安全面においても、過去最低の記録を更新し、ゼロ災害を目指す取り組みを実施しています。
ゼロ・ウェイストの実現を目指して
TE Connectivityは、埋立廃棄物ゼロの実現に向けた新たな目標も設定しています。2029年度までに、事業活動で発生する廃棄物の98%以上をリサイクルまたはエネルギー回収で処理することを目指しており、28拠点で既に埋立廃棄物ゼロを達成する成果を上げています。これは、同社の全拠点のうち80%で負傷件数が1件以下という情報とも合わせて、持続可能なビジネス活動の一端を物語ります。
TE Connectivityのさらなる情報
TE Connectivityは、インダストリアル・テクノロジーリーダーとして、世界130カ国以上に展開中です。当社のコネクティビティおよびセンサーソリューションは様々な分野に貢献しており、持続可能な社会への移行をサポートしています。詳しくは公式サイトやSNSをご覧ください。
「One Connected World」報告書全文は、
te.com/sustainability でご覧いただけます。