自動フォークリフトAutoForkが川越物流センターに導入
株式会社ハクオウロボティクス(東京都荒川区)は、自社の自動フォークリフト『AutoFork』が東京ロジファクトリー(東京都立川市)の川越物流センターに導入されることを発表しました。実運用は2024年11月から開始される予定です。
自動化の進化を加速する万全の体制
AutoForkは、「納入後、現場ですぐに使える」をテーマに開発され、物流業界の自動化と効率化を支援する新しいツールです。これまでに、ハクオウロボティクスでは、2024年の初めに川越物流センターで行われたパレット一括認識自動搬送の実証実験や、エレベーター自動連携実証実験を通じて、同フォークリフトの実運用に向けた取り組みを進めてきました。
東京ロジファクトリーが初の商用ユーザーとして、2025年以降の増産と普及を目指しています。今後、自動フォークリフトの現場での機能とその効果を実証することにより、物流業務の改革を進める考えです。
AutoForkの基本機能と性能
AutoForkは、以下の特長を持つ自動フォークリフトです:
1.
迅速な導入: 納入当日から操作可能で、現場でのトレーニングや手間がほとんど必要ありません。
2.
高精度な動作制御: 走行・停止精度が±10mmという高精度を誇り、滑らかな動作を実現します。
3.
一括認識搬送: 複数のパレットを一度に認識し、自動的に取得・搬送することが可能です。
AutoForkの仕様概要
- - 誘導方式: レーザー誘導
- - 最大荷重: 570kg
- - 走行速度: 積載時2.5km/h、無積載時4.0km/h
- - フォーク最高位: 1,490mm
- - 車両重量: 950kg
- - 安全装置: 360°障害物センサーなどを搭載
- - 適用業務: 複数のパレットの搬送やトラックバース間の移動に最適とされています。
展示会でのデモンストレーション予定
ハクオウロボティクスは、2024年9月10日から13日まで東京ビッグサイトで開催される『国際物流総合展2024』においてもAutoForkのデモを行う予定です。来場者はその性能を直接確認できる機会ですので、非常に注目されています。
東京ロジファクトリーの期待
AutoFork導入により、川越物流センターでの業務効率が大幅に向上することが期待されています。東京ロジファクトリー社長の細川武紀氏は、自社の物流業務の未来を一緒に創造していくパートナーとして、ハクオウロボティクスを評価しています。
まとめ
ハクオウロボティクスのAutoForkは、物流業務の自動化を一層進展させる鍵となる製品です。東京ロジファクトリーとの連携を通じて、その実運用が始まることにより、業界全体に革新がもたらされることが期待されます。自動フォークリフトの導入と活用は、物流業界の未来を左右する重要なポイントであり、その進化から目が離せません。