「Art In The DARK」:想像力で彩る、新たな表現の場
近年、視覚障害者を取り巻く環境は変化しつつありますが、依然として就労の選択肢は限られています。特に全盲者の就労率は低く、既存の職業に頼らざるを得ない現状があります。しかし、個々の才能や創造性を活かせる機会は、まだまだ少ないのが現実です。
そんな中、NPO法人ソーシャルアート市場(いちば)が立ち上げたプロジェクト「Art In The DARK」は、この現状を打破しようと、全盲アーティストによるアート制作の支援に乗り出しました。
代表の島田皇氏は、知人である全盲の方から「本当は、他にもやりたいことがある」という言葉をきっかけに、このプロジェクトを構想。視覚に頼らない表現方法を通じて、全盲者・視覚障害者の可能性を広げ、社会参画を促進することを目指しています。
視覚障害者にとってのアートとは?
「Art In The DARK」では、全盲アーティストが持つ感性や想像力を最大限に活かした作品づくりを支援します。アートスキルは一切不要。大切なのは、表現したい気持ちと、それを形にするための熱意です。
プロジェクトでは、感情没入型イベントの開催、アート作品制作・販売、全盲アーティストが制作する名刺のデザインといった、多様な活動を通して、新たな表現の場を提供していきます。
可能性を拡げる、3つの取り組み
「Art In The DARK」は、以下の3つの取り組みを通して、全盲アーティストの活躍を支援します。
1.
感情没入型イベントの開催: 参加者が五感を研ぎ澄まし、全盲アーティストの作品世界を深く体験できるイベントを企画・開催します。
2.
アート作品制作と販売: 全盲アーティストの作品を広く発信し、販売することで、経済的な自立を支援します。
3.
全盲アーティストが書く名刺制作: 全盲アーティストがデザインしたオリジナル名刺を提供することで、新たなビジネスチャンスの創出を目指します。
これらの取り組みを通じて、視覚障害者に対する理解を深め、社会全体の包容性を高めていくことを目指しています。
社会参加への架け橋
「Art In The DARK」は、単なるアートプロジェクトではありません。視覚障害者にとっての社会参加を促進するための、重要な一歩です。
このプロジェクトが、多くの視覚障害者にとって、新たな可能性と希望の光となることを期待しています。
団体概要
NPO法人ソーシャルアート市場(いちば)
所在地:神奈川県横浜市
理事長:島田皇
設立:2023年8月
事業内容:自己表現のプラットフォーム構築、全盲アート「Art In The DARK」、ソーシャルOne
HP:https://socialart.my.canva.site/
クラウドファウンディング:https://camp-fire.jp/projects/view/738946?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show(2024年2月29日まで)
お問い合わせ
NPO法人ソーシャルアート市場(いちば)
担当:島田
TEL:090-1871-8379
MAIL:
[email protected]