新しい風合いと色彩、サステナブルなランドセル「パイナセル」
株式会社セイバンが手掛ける、環境に優しい素材で作られたランドセル「パイナセル」は、2026年度入学者向けの新色「パステルブルー」を2025年2月6日から発売します。この商品の特徴は、パイナップルの葉をリサイクルして作ったアップサイクル素材を使用していること。リサイクル資源を活かした製品として、持続可能な社会の実現に貢献しています。
サステナブルな素材の魅力
「パイナセル」は、廃棄されるパイナップルの葉から繊維を取り出し、それに水性の無溶剤ポリウレタンを混ぜ込むことで作られています。この方法により、ランドセル1本あたり約13kgのCO2を削減することが可能です。これは牛革と比較して約1/40、人工皮革に対しておおよそ1/5のCO2削減効果があります。これにより、環境への負荷を大きく軽減することができ、これからの世代に持続可能な未来を提供することが実現されています。
新たなカラー展開
新色「パステルブルー」は、東南アジアの自然をイメージし、青空や海の色を反映した柔らかい色合いになっています。独特なスウェードタッチの風合いが特徴で、子どもたちにとって愛着の湧くカラーリングです。また、カブセ裏のデザインにはそれぞれの本体カラーに合わせた、「豊かな大地と自然」を表現した美しい絵柄が施されています。「パステルブルー」には、「朝霧」をテーマにしたデザインが描かれており、朝の新鮮な空気を想像させるような仕上がりです。
自然との共生をテーマに
ランドセル事業部の企画開発担当である都野瞳氏は、「自然とともにある暮らし」をテーマに登場させたこの新色について、「大自然の美しさを感じさせる色合いを選んだ」と語ります。そして、この商品を手に取ることで、環境問題や資源の大切さを子どもたちに意識させる機会になればと願っています。「身近なものから作られたランドセル」に対する驚きが、子どもたちの探究心を刺激し、想像力を育てることにつながるでしょう。
販売情報と取り扱い店舗
「パイナセル」は2025年2月6日より、セイバンの全国直営店舗および公式サイトで販売開始となります。全体で4色が用意されており、パステルブルー以外にもグリーン、グレー、ベージュがラインナップされています。店舗リストはセイバンの公式サイトで確認可能です。
【取り扱い店舗情報】
- - セイバン 仙台(宮城県)
- - セイバン 浦和(埼玉県)
- - セイバン 池袋(東京都)
- - セイバン 横浜みなとみらい(神奈川県)
- - セイバン 心斎橋(大阪府)
まとめ
新たに仲間入りした「パイナセル」のパステルブルー色は、持続可能な未来を考えるうえで重要な意味を持つ製品です。環境に優しい素材を用いたランドセルを選ぶことで、子どもたちに自然への愛着や、大切にする心を育む一助となることを願っています。