ユースタイルラボラトリー株式会社が2025年10月1日に青森市に新たな介護サービス拠点を設立しました。その名も「ユースタイルケア 青森 重度訪問介護」です。この事業所は、青森県として初となる重度訪問介護サービスを提供するもので、青森市全域、弘前市、つがる市を対象にサービスを展開します。さらに、将来的には八戸圏域、下北圏域、上十三圏域へのサービス提供も視野に入れています。
ユースタイルラボラトリーは、「すべての必要な人に、必要なケアを届ける。」というミッションを掲げ、主に重い障害や難病を持つ方々のための包括的な介護福祉サービスを提供しており、全国最大規模の重度訪問介護を行っています。医療的ケアを含むこのサービスは、24時間365日対応が特徴で、長時間にわたる見守りが求められるため、介護が必要な方々に安心した生活を提供します。
このサービスの背景には、青森県内での重度訪問介護ニーズの高まりがあります。最近の青森県の計画では、重度訪問介護を含む訪問系サービスの利用者数が増加する見込みであり、令和5年度には2843人から令和8年度には3237人に達すると予想されています。また、障害当事者を対象にした調査では、57.2%の方が「自宅で家族と一緒に暮らしたい」と回答しており、在宅でのケアの必要性が強く求められています。
青森県も「医療的ケア児」への支援に注力しています。2025年には170人の医療的ケア児が存在し、多面的な支援が求められています。ユースタイルケアでは、重度訪問介護を必要としない18歳未満の子供たちにも居宅介護を通じて長時間の支援を提供しており、これは全国的にも先進的な取り組みとされています。このようなサポートを通じて、多くの家族が日常生活を送る中での安心と余裕を取り戻しているという声も寄せられています。
ユースタイルケア 重度訪問介護は、現地でのサービス提供実績が豊富であり、過去には6000人以上の利用者に対し支援を行ってきました。全国で約5000人のケアスタッフが医療的ケアに係る資格を持ち、安心してサービスを受けることができます。介護保険や医療保険との併用も可能なため、利用者には多様な選択肢が用意されています。
新たに設立されたユースタイルケア 青森 重度訪問介護は、県内の福祉サービスの充実に寄与することが期待されており、社会的にも注目されています。今後もサービスの拡大とともに、地域に根ざした介護福祉サービスを提供し続けていくことが求められています。ユースタイルラボラトリーは、今後も全国各地に新たな事業展開を行い、介護業界の課題解決に挑戦し続けていく考えです。