国際ロマンス詐欺
2025-03-12 10:46:11

SNS利用者の3割が体験した「国際ロマンス詐欺」の実態とは

国際ロマンス詐欺に関する調査結果



SNSを利用する人々の関心を集めている「国際ロマンス詐欺」。福岡を拠点にするWhoscall株式会社は、これに関する最新の調査結果を発表しました。近年、SNSを介した国際ロマンス詐欺の被害は増加傾向にあり、2025年の調査では、SNSを利用する20〜70代の男女の約3割が、知らない外国人からメッセージを受け取った経験があることが明らかになっています。

調査背景と目的



警察庁の発表によると、SNS型ロマンス詐欺による被害額は令和6年に346.4億円と前年の約2.3倍に達しており、深刻な状況が続いています。Whoscallはこの問題を受けて、国際ロマンス詐欺の実態を把握し、詐欺対策の重要性を広める目的で調査を実施。調査は2025年1月28日から1月30日までの期間に行われ、対象はSNSを利用したことのある16,384名の男女です。

SNSでの外国人とのやり取り



調査によると、SNSを使用している人の約4割が、知らない外国人からのフォローや友達申請を受けた経験があると回答。そのうちの約8割が「反応しない」か「ブロックする」といった対応をとっていることが分かりました。これは、SNS上での知らない人からの接触に対して多くの利用者が用心している表れです。

さらに、知り合いでない外国人からメッセージ(DM)が届いたことがあるという人が約3割。その中で4人に1人は、返信したことがあると回答しました。この結果は、知らない相手とのやり取りに対するリスクを理解しつつも、興味を持つ利用者が多いことを示しています。

やり取りの理由とその結果



さらに詳細な調査では、不明な外国人とやり取りを続けた理由も探りました。「なんとなく」や「暇だったから」という回答が多く、プロフィールの内容に惹かれたためといった理由も挙げられています。しかし、43%が「好意を持ったことがある」とも回答しており、多くの利用者がSNSでの関係性に期待を抱く一方で、注意が必要な状況が示唆されています。

金銭要求の実態



約4割の人が、やり取りを通じて金銭を要求された経験があると回答。その中で、実際にお金を支払ったと登録した人が46%に達しました。金銭要求の理由には、「貧しく生活に困っている」、「旅費」や「投資」などがあり、これらは国際ロマンス詐欺の典型的な手口です。具体的には、出発費や病気に対する支援を求めるなどの内容が寄せられています。

詐欺対策の重要性



Whoscall株式会社の日本事業責任者、ロー・ウェイチェン氏は、プロフィールが虚偽である可能性に注意を促しました。生成AIの進化により、実際の人物と似たプロフィールを簡単に作成することが可能です。そのため、いかに魅力的に見えた相手でも、実際には詐欺師である可能性があることを警戒しなければなりません。

さらに、WhoscallはWebチェッカー機能を提供しており、詐欺サイトを即座に識別し警告することができます。SNS利用者が安全に楽しむためには、こうしたツールの活用が不可欠です。

まとめ



国際ロマンス詐欺に対するリスクが高まる中、SNS利用者はこれまで以上に注意を払う必要があります。Whoscallの調査結果は、詐欺の実態を知り、対策を講じるうえでの重要な情報となります。これを機に、自身のSNS利用における安全対策を見直してみることが大切です。


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会社情報

会社名
Whoscall株式会社
住所
台湾台北市中正區羅斯福路2段102號23樓之1
電話番号

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