タンザニアの危険情報と安全対策
近年の国際情勢や内部事情を踏まえ、タンザニアを訪れる予定の旅行者に向けた重要な情報を提供します。渡航を考えている方は必ず目を通しましょう。
危険情報の概要
タンザニアの治安は地域によって著しく異なり、特に以下の区域は注意が必要です。
1.
キゴマ州西部およびブルンジとの国境付近:
この地域は Level 3(渡航中止勧告)が出ています。治安当局の取り締まりが行き届いておらず、武装強盗などの危険が頻繁に発生しています。
2.
ムトワラ州:
Level 2(不要不急の渡航は控えてください)。過去には、隣国モザンビークから侵入した武装勢力による襲撃があり、注意が必要です。
3.
インド洋沿岸部(ザンジバルを含む):
Level 1(十分注意してください)で、外国人観光客を狙った犯罪が増加しています。特にダルエスサラーム市内では、昼間でも銃撃事件が発生しており、警戒が必要です。
地域別の治安状況
キゴマ州西部
ブルンジとの国境附近は治安機関が不十分で、武装強盗の他、犯罪に巻き込まれるリスクが高いです。特に日中でも安全が保障されていないため、渡航は避けるべきです。
ムトワラ州
この地域では、過去にイスラム過激派による訓練キャンプが発見されるなど、歴史的にもテロの危険性があります。模倣される形でのテロ事件が発生するリスクもあるため、留意が必要です。
インド洋沿岸部
特にダルエスサラームでは、外国人ターゲットにした凶悪犯罪が多発しています。旅行の際は、人通りの多い場所を避け、常に周りの状況をチェックしましょう。
安全対策
- - 渡航前に、最新の治安情報を常に確認しましょう。特に外務省の『海外安全ホームページ』や在タンザニア日本国大使館の情報は必須です。
- - 渡航時には、家族や友人に日程を知らせ、緊急時の連絡先の共有をお勧めします。特に長期滞在の場合は在留届の提出が求められます。
- - 複数国にまたがる渡航計画がある場合、各国の危険情報を確認することが重要です。特に周辺諸国での状況は、直接的に影響を与える可能性があります。
- - 夜間の出歩きは極力避け、移動はタクシーなどの利用を推奨します。特に人気の観光地では、周囲から目を離さないよう心掛けてください。
お問い合わせ
緊急時は、現地の日本大使館または領事館への連絡が重要です。在タンザニア日本国大使館への連絡方法は、公式ウェブサイトで確認できます。特に治安情報については、頻繁に更新されているため、常に最新情報に目を通すことが大切です。
まとめ
タンザニアへの渡航は魅力的な体験をもたらす一方で、危険も伴います。事前に情報を集め、十分に準備を整えた上で、楽しく安全な旅を実現させましょう。