アイリス株式会社がACC TOKYO CREATIVITY AWARDSでダブル受賞
アイリス株式会社は、AI医療機器「nodoca」が、優れたクリエイティブを表彰する『ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS』のデザイン部門とクリエイティブイノベーション部門でそれぞれ総務大臣賞を受賞しました。この賞は、日本の広告界における重要な指標であり、特に医療とテクノロジーが交わる分野における革新性を評価されることは、同社にとって大きな名誉です。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSについて
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSは、1961年から続く『ACC CM FESTIVAL』を前身に持ち、2017年にリニューアルされた日本のクリエイティブアワードです。各部門はテレビ、ラジオCMの質的向上を目指し、フィルム、ラジオ&オーディオ広告、PR、デザイン、メディアクリエイティブなどの9つのカテゴリーで募集されています。そこでは特に創造性が高く、社会に変革をもたらすイノベーティブなプロジェクトが評価され、総務大臣賞/ACCグランプリが授与されます。
受賞作「nodoca」の革新性
受賞した「nodoca」は、5年間の開発を経て2022年12月に市場に投入され、全国の医療機関で導入されています。この医療機器は、喉の画像と問診情報をAIが解析し、インフルエンザウイルス感染症の特徴的な所見や症状を検出する機能を持っています。特筆すべきは、50万枚以上の咽頭画像データベースをもとに開発されている点です。これにより、痛みが少なく、迅速な判定が可能であるため、医療現場の効率を向上させ、患者と医療従事者の双方にとっての体験を一新します。
また、nodocaは咽頭画像が蓄積されることで、その精度も向上する可能性を秘めており、医療における新たな共創の未来を切り拓く一歩とも言えます。
W受賞の喜び
チーフクリエイティブディレクターの大八木翼氏は、ACCの場で審査員たちとのディスカッションがあったことを感激の理由として挙げています。彼はまた、医療というのは人の命を救うために存在することを改めて感じ、nodocaの開発がその限界を超えて新たな医療の未来を共創するビジョンにつながっていると述べています。
彼は、アイリスの沖山翔社長とチーム一丸となって、より大きな夢の実現に向けて努力していく意欲を示しています。このような企業文化は、常にクリエイティビティと情熱を持って、社会に良い影響を与えることを目指しています。
アイリスの概要
アイリス株式会社は、2017年に設立され、「みんなで共創できる、ひらかれた医療を作る。」というミッションを掲げています。医師や行政出身者、AI専門家など、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集結し、医療技術を革新するAI機器を開発しています。これにより、従来の医療体験を一新し、より良い未来への道筋を描いています。
会社情報
- - 会社名:アイリス株式会社
- - 代表取締役:沖山翔
- - 事業内容:AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及び研究開発
- - 設立:2017年11月
- - 所在地:東京都中央区八重洲2-2-1 八重洲セントラルタワー7階
- - 企業URL:アイリス株式会社