新AI技術を使って利用規約を簡潔に解説する「SPD-AI」登場

新たな時代の到来：SPD-AI（β版）の発表

株式会社ソーシャルペンタゴンは、2月17日に新しいサービス『SPD-AI（β版）』をローンチします。これは、商品やサービスの利用規約やプライバシーポリシーを、第三者の弁護士がポイントごとに分かりやすく解説し、視覚的に呈示する『ソーシャルペンタゴンダイジェスト（SPD）』に基づいた最新版です。これにより、利用者が煩雑な規約を理解しやすくなり、透明性の高い取引が期待されます。

SPDとその重要性

『ソーシャルペンタゴンダイジェスト』は、特に「未読同意」や「ダークパターン」と呼ばれる社会問題に取り組むサービスです。これまで、使用者が利用規約を読むことなく同意してしまうことが多く、この未読同意によるトラブルが国内で年間約1兆円に達するとの推定もあります。SPDは、そのような問題を軽減することで、企業の目標達成と顧客満足向上に寄与します。

AIの導入背景

ソーシャルペンタゴンは、2023年8月からAIの開発に着手し、特に利用規約に関する解説の精度を高めることを目指しました。開発初期は生成される文書に誤認や矛盾が多かったものの、AI技術の進化により、満足のいく結果が得られるようになりました。

SPD-AI（β版）の特徴

- 迅速な解説生成：AIを使うことで、解説文の提示までの時間が、従来の最大10日間から1営業日以内に短縮されました。これにより、ユーザーは必要な情報を瞬時に手に入れることができるようになります。
- 初期費用の無料化：従来のサービスに比べて初期費用が不要になったため、企業にとって導入のハードルが大幅に下がりました。

実証実験キャンペーンの詳細

新しいサービスのスタートに伴い、ソーシャルペンタゴンでは実証実験キャンペーンを開催します。参加企業は最大20社を募集し、無償で『SPD-AI（β版）』を利用でき、さまざまなフィードバックを得ることが期待されています。これは、サービスがより良いものへと進化するための貴重な機会です。

募集概要

- 募集企業数：20社程度
- 参加費用：無料
- 実証実験期間：6ヶ月

企業にとってのメリットは、利用規約やプライバシーポリシーがよりわかりやすい形で解説されることで、顧客の理解を促し、満足度を高めることが期待できます。さらに、コンバージョン率の向上や離脱率の低下にも寄与する可能性があります。

ソーシャルペンタゴンの未来

今後の展望としては、SPD-AIのフィードバックを受けて、さらなる機能改善と新たなサービス展開が予定されています。このような取り組みは、企業と消費者の信頼関係を構築するための重要なステップです。ソーシャルペンタゴンは、健全なWeb取引社会の実現を目指し、新しい技術を駆使して社会課題の解決に挑んでいきます。