食と健康の演劇
2025-11-26 15:33:10

演劇を通じて学ぶ食の重要性と地域からの健康づくり

地域の健康を演劇で考える



2025年11月30日、神戸市垂水区のレバンテホールで上演される演劇「裕次郎さんの食改善!」が注目を集めています。この演劇は、神戸学院大学の栄養学部および薬学部の学生たち、そして薬学部の白川晶一教授が中心となり、医療・介護に関わる多職種の連携のもと制作されました。本企画は、市民に医療・介護の現状や取り組みを身近に感じてもらい、地域の健康課題の理解を深めることを目的としています。

演劇の目的と価値


この演劇には二つの大きな目的があります。一つ目は、医療や介護の現場での課題や努力を市民にわかりやすく伝えること。二つ目は、演劇制作を通じて多職種間の「顔の見える関係」を構築し、地域の連携体制を強化することです。演劇は親しみやすい形式で情報を届けるため、地域住民が「食と健康」について自然に考える良い機会となります。

生身の人々が語る健康


演劇の脚本は、地域の多職種間のつながりを重視した非常勤講師の木村和弘氏が担当。彼は大学と学生たちの力を加えながら、実践的な脚本を制作しています。さらに、栄養学部の中川輪央助教の指導のもと、2年次生が協力して、幼児から高齢者までが楽しめる「減塩カレー」を考案。このレシピは当日来場者に配布予定です。

食と健康の重要性


白川教授は、薬が適切に使用されているか、そして副作用が出ていないかを研究している一方で、健診の結果から市民に「食改善」の重要性を伝えます。特に注目すべきは、神戸市垂水区において高血圧や脳血管疾患の罹患率が高く、減塩を含む健康的な食生活の重要性が増している点です。

この課題に取り組む「たるみ SIO6(シオロク)プロジェクト」は、地域全体で健康寿命の延伸を目指す取り組みで、1日あたりの塩分摂取量を6g以下に抑えることを目指しています。

多職種連携による演劇制作


演劇制作には、NPO法人エナガの会によって構成された医療・介護・福祉の専門家たちが参加。医師や薬剤師、介護士などが日頃から地域住民への情報提供や相談、研修活動を行っています。今回の演劇も、市民が楽しむことができるよう丁寧に描かれています。

来場者を歓迎する演劇


演劇のメインシーンでは、栄養学部の学生たちがレシピを考案し、視覚的にも楽しめる内容となっています。幅広い年代の方々が楽しめるように工夫されており、特に食と健康について考えるきっかけを提供してくれることでしょう。

開催概要


  • - 日時: 2025年11月30日(日)14時~16時
  • - 場所: レバンテホール(神戸市垂水区日向1-5-1 レバンテ垂水2番館3階)
  • - 定員: 先着500名(申込不要)
  • - 入場料: 無料

地域の皆様、ぜひこの機会に演劇を通じて「食と健康」について再考してみませんか?


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神戸学院大学
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兵庫県神戸市中央区港島1-1-3
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