アニメ映画制作ファンド
2024-07-02 11:07:04

クエストリーとみずほ証券、アニメ映画制作費調達のためのコンテンツ・ファンド「Talent of Talents」を組成

アニメ映画制作を活性化する革新的なコンテンツ・ファンド「Talent of Talents」誕生



株式会社クエストリーと株式会社ロイヤリティバンクは、みずほ証券株式会社と共同で、アニメ映画制作費の資金調達を目的としたコンテンツ・ファンド「Talent of Talents」を組成することを発表しました。

本ファンドは、世界中で人気を博しているアニメ映画の制作を支援し、日本のコンテンツ産業のさらなる発展に貢献することを目指しています。従来の資金調達方法にとらわれず、第三者の資金を活用し、製作現場を含めたスキーム参加者のインセンティブを高めることで、将来の投資への良い循環を創造する新しいエコシステム構築を目指しています。

グローバルなアニメ市場における新たな資金調達モデル



近年、アニメ映画は世界中で高い人気を誇り、日本のコンテンツ産業を牽引する存在となっています。しかし、魅力的な原作を持つ作品は国内外に数多く存在する一方、資金調達や制作体制の課題から、優れた作品が日の目を見ないケースも少なくありません。

「Talent of Talents」は、これらの課題を解決するため、独自の目線で原作を選定し、映画化企画を推進することで、世界を魅了する新たなアニメ映画を生み出すことを目指しています。

資金調達とエコシステム構築



本ファンドは、機関投資家からの資金調達だけでなく、幅広い個人投資家からの資金調達も視野に入れており、「貯蓄から投資へ」の流れを後押しする役割も担います。

また、将来的なデジタル技術の活用や決済通貨の多様化も見据え、投資家の利便性向上と資金調達効率化を目指しています。

関係者のコメント



クエストリー代表取締役社長 伊部 智信氏

「日本のコンテンツ製作の資金調達を、金融機関が支援することにより、これまでとは異なる可能性を見出せるのではないか。」という思いで発起した本プロジェクトは、過去2年間、様々なプロジェクトを徹底的に見直しながら、新しい枠組みを検討して参りました。日本のコンテンツ・ファンドはまだ持続的な成功に至っていないと認識していますが、本日、みずほ証券様と共に、創意工夫が詰まったプロジェクトのリリースを出せることを大変嬉しく思います。

この新たな挑戦にとって最も重要なことは、投資家から集めた金額やファンドの規模ではなく、この仕組みによって生み出されるコンテンツそのものです。これらの作品が国境を超え、世界中で長く愛され続けることを願っています。

みずほ証券株式会社 フィナンシャルソリューション部 ディレクター 富張 周一郎氏

「コンテンツビジネスは、金融やデジタル技術を活用したファンマーケティングの余地が大きいと感じていました。このプロジェクトにお声がけいただいた際には、自然な流れと感じました。私たちの役割は、コンテンツ業界の取り組みの一層の活性化に資する枠組みを創造することであり、投資家が新たに参加するためのスキームの堅牢性と運用面での機動性を確保しながら、各当事者が一層のインセンティブを持つことができるようにすることと考えています。事業関係者、投資家、法律や会計の専門家と連携しながら、私たちの強みであるストラクチャードファイナンスの技術を活かし、将来的には、近年進化を続けているデジタル技術の採用などにより、本取り組みの意義を一層高められればと考えています。」

今後の展望



「Talent of Talents」は、アニメ映画制作というクリエイティブな分野に金融という新たな視点を取り入れることで、これまで実現できなかった夢を叶える可能性を秘めています。本ファンドが、日本のコンテンツ産業に新たな資金と人材を呼び込み、持続的な発展に貢献していくことを期待しています。




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