肥沃な自然の美を楽しむ粛粲寶展
新潟市に位置するNSG美術館では、2026年1月24日から3月15日の間、特別な展覧会『粛粲寶展 ー花と実りを描くー』が開催されます。この展覧会では、日本画の巨匠である粛粲寶の作品を通じて、自然の美しさや豊かさを再発見する機会が提供されます。
粛粲寶(1902-1994)は、新潟市西堀で生まれた著名な日本画家です。彼の作品は、花や鳥、月といった自然の美を大胆かつおおらかに表現しており、多くの人々に愛されています。絵の中に見られる独自の書体“賛”は、作品と一体化し、その魅力を強調しています。
展覧会の見どころ
本展では、当館の所蔵作品から富貴や豊穣をテーマにした花や果物、野菜の植物画が中心に展示されます。色彩豊かな表現と繊細な筆使いが一体となり、観る人に和やかな世界を体験させてくれます。特に、彼が描く自然の要素には、生命力に満ちた輝きがありますので、ぜひこの機会にその魅力を感じ取ってください。
粛粲寶の生涯
粛粲寶は、1902年に新潟市で生を受け、本名は水島太一郎と言います。1918年に上京し、大倉商業学校で学びながら美術に関心を持ち始めました。以降、彼は黒田清輝の薫陶を受け、1930年に院展に初めて入選しました。その後、画壇を離れ個展活動を中心に活動し、1954年に「粛粲寶」という画号を定めました。
彼のキャリアの中で、1972年にはパリで個展を開き、その才能を海外にも知らしめました。その後も日本国内外で作品を発表し続け、1994年に91歳で亡くなりました。彼の業績は、2020年に開館したS-Gallery粛粲寶美術館によって、多くの人に引き継がれています。
同時開催の特別展
『粛粲寶展』の期間中には、1階のコミュニティールームで2つの作品展も行われます。これらは入場無料で、どなたでも楽しむことができます。
- - 楽美会展 ー水彩画の世界ー(2月21日〜3月1日)
- - よこやまかずえ 絵本の原画展 ~小さな感動をつむいで~(3月7日〜3月15日)
また、よこやまかずえ展では、絵本の読み語り会も実施されます(3月8日と3月14日、各回14:00より)。定員は15名で、参加費は無料です。詳細な申し込み方法は、NSG美術館の公式ホームページかお電話にて確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
NSG美術館の情報
開館時間は10:00から17:30まで(入館は17:00まで)、休館日は月曜日ですが、祝日や振替休日の場合は翌日が休館となります。入館料金は一般が400円、学生300円で、高校生以下は無料です。
NSGグループが運営するこの美術館は、地域の文化向上はもちろん、教育や医療・福祉など多岐にわたる事業を展開しています。地域を「世界一豊かで幸せなまち」にするという理念のもと、様々な活動をしています。
ぜひ、この機会に新潟の実力派日本画家の作品を鑑賞し、春の訪れを感じてみてください。美術館へのアクセスや詳細は公式ホームページ(
https://www.nsg-artmuseum.jp/)をご覧ください。