ケルヒャーが展示する最新の除草技術
ドイツに本社を置く清掃機器の大手メーカー、ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャー ジャパン株式会社が、2035年6月に開催される「第7回 国際 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2025)」に出展することが発表されました。場所は千葉の幕張メッセで、具体的には1ホールのブース02-01に予定されています。
今回の展示において、ケルヒャーが特に力を入れているのが、環境に優しい「温水除草システム®」です。これは、化学薬品を一切使わず、高温の約98℃の水を利用して雑草を根からしっかりと枯らす画期的な技術です。さらに、このシステムはバイオディーゼル燃料にも対応しており、CO₂排出量の削減にも寄与することが期待されています。
展示のハイライト
「温水除草システム®」は、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)にも登録済みで(登録番号:QS-240026-A)、公共工事での導入が進められています。これにより、特に公共スペースでの安全性を確保しながら、高い除草効果が得られることが期待されています。
また、同ブースではその他の設備も展示される予定です。例えば、除草専用の多目的作業車「HOLDER C 65 SC」や、高性能の床洗浄ロボット、超高圧洗浄機なども紹介され、幅広い作業現場において安全性や効率性を向上させる提案を行います。
温水除草システムとは?
温水除草システムは、ヒートコイル式ボイラーを用いて約98℃の高温の水を安定的に供給します。この水が雑草の根元に浸透し、薬剤を使用することなく効果的に枯らす仕組みとなっています。これにより、都市部や公共の場でも安全に使用できる技術として認知されています。
特に、生活道路や公園など、周辺環境への影響を考慮した除草作業が可能です。植物が光合成でCO₂を吸収する特性を生かしたバイオディーゼル燃料との組み合わせにより、環境負荷を最小限に抑えつつも効率的な作業を実現しています。
多目的作業車 HOLDER C 65 SC
また、展示される多目的作業車「HOLDER C 65 SC」は、除草だけでなく、道路の清掃や高枝剪定、除雪など、多岐にわたる作業に対応。クイックチェンジ機構を使うことで、簡単にアタッチメントを交換できるため、さまざまな作業を1台で処理することができるという特長があります。
この車両の設計には、360度の視界を確保した快適なキャビンや、優れたメンテナンス性を兼ね備えています。これにより、操作者の負担を軽減し、より効率的な作業が展開されることが期待されます。
ケルヒャーの企業理念
ケルヒャー ジャパンは、1988年に設立された会社で、世界190カ国で愛されている清掃機器を提供しています。創業以来の技術革新を奏に、幅広いニーズに応える製品を展開しながら、文化的な貢献活動にも力を入れています。
「温水除草システム®」や多目的作業車を通じて、ケルヒャーは清掃の未来と環境への配慮を両立させ、人々の豊かな暮らしを支え続けるべく、さらなる挑戦を続けていくでしょう。
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