大学教育の変革を実現するGAKUEN RX2.0
日本システム技術株式会社は、大学向け教務システムの新たなスタンダードとして「GAKUEN RX2.0」を発表しました。この最新製品は、急速に変化する教育環境に対応するために設計されており、特に近年の学生獲得競争の激化や生涯学習の重要性が高まる中で、その効果を発揮します。
リリースの背景
昨今、大学は多様な学生のニーズに応えることが求められています。18歳人口の減少により、大学はより多くの学生を迎え入れるための競争にさらされています。また、地方創生やリカレント教育、リスキリングの重要性が増しており、教育機関には教育環境を充実させ、経営基盤を安定化させるための柔軟なシステムが求められています。
GAKUENシリーズは、こうした背景を受けて、ICT技術を駆使し、教育の質を向上させる新しい解決策を提供します。生成AIを取り入れ、教員と学生の業務負担を軽減し、便利で効率的な教育環境を実現することを目指しています。
GAKUEN RX2.0の特長
1. 生成AIの導入
GAKUEN RX2.0は、同シリーズとして初めて生成AIを活用した機能を搭載しています。これにより、学生への履修相談や問い合わせ対応、シラバスの構成支援などが可能になり、教職員の業務負担を軽減します。AIによるサポートで、より高いユーザー満足度の向上が期待されています。
2. スマートフォンでの利便性向上
新たなデザインのスマートフォン向けサイトとアプリにより、ユーザビリティが大幅に改善されました。スマートフォンアプリではデジタル学生証の機能も追加され、授業の出席確認や本人確認の手続きが簡便になり、学生の利便性を大いに向上させました。
3. セキュリティの強化
多要素認証の実装により、不正アクセスを防ぎ、セキュアな環境が提供されるようになりました。システム基盤の更新も実施され、最新のOSやコンポーネントに適応した安定したシステムが実現されています。
4. 教務系機能の充実
教務系機能においても、業務の複雑化に対応できるように機能強化が図られています。遠隔授業の60単位上限に対応し、外部ツールとの連携を可能にするLTI機能や、簡単にワークフローを作成できる機能も追加されています。教職員が扱える機能が拡充されたことで、よりスムーズな業務運営ができます。
リリーススケジュール
GAKUEN RX2.0は、2025年11月に第一弾がリリースされ、その後2026年の春以降にはさらなる機能が順次追加される予定です。この進化するシステムは、大学業界の変革に寄与し、ユーザーの利便性を向上させることを目的としています。
GAKUENシリーズについて
「GAKUEN」シリーズは、1994年に初めて導入されて以来、450校以上の大学・短期大学で広く利用されています。事務系システムやポータルシステムを通じて、学生生活を支え、教育の質を向上させるためのサポートを行っています。教育制度の変化に応じ、今後も柔軟に機能をアップデートし、大学のニーズに応える製品を提供していくことでしょう。
これからの大学教育のスタイルを変えるGAKUEN RX2.0に多くの大学が期待しています。