岡山大学の光エネルギー拠点
2024-09-09 11:25:28

岡山大学が開発した植物・光エネルギー拠点の設立に寄せる期待

岡山大学が新設した「植物・光エネルギー開発拠点」



2023年12月22日、国立大学法人岡山大学は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」において、先鋭研究群として「植物・光エネルギー開発拠点」を認定されました。この拠点の設立により、岡山大学が目指すのは、国際競争力の強化と社会変革を柱とした研究の進展です。

機関の役割と目標



岡山大学は、長期ビジョン2050を掲げ、「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」を目指しています。その実現に向けて、画期的な大学支援事業であるJ-PEAKSが今回の拠点設立の起爆剤とされています。特に、研究の卓越性と地球生態系の健康(Planetary Health)を実現することが大きな使命です。

高等先鋭研究院内には異分野融合研究機構が設けられ、育成された研究チームが次の研究ステージへ進むためのサポートが行われます。具体的には、新技術の創出を目指し、イノベーションを促進するための研究基盤が整備されます。

植物・光エネルギー開発拠点の重要性



この拠点の認定は、岡山大学が研究分野ごとの戦略的支援を行う新しいモデルケースとして注目されています。拠点長には異分野基礎科学研究所の沈建仁所長が、副拠点長には仁科勇太教授と馬建鋒教授が任命され、研究のクオリティ向上が期待されます。これにより、108日年をかけて研究分野の特区化を図り、研究環境の充実およびリソースの集約が行われます。

期待される研究成果



今後、50年後や100年後に求められる、地球と生態系の健康を実現するための研究が進められます。具体的には、光合成に関する新たな知見や新素材の開発、さらには人工光合成の社会実装へとつなげることが期待されています。

特に、植物の構造やゲノム情報の解明は重要であり、これらの研究がクリーンエネルギー生産システムの確立にも貢献するでしょう。さらに、極限環境下での対象物質の安定性や強度を保持するための新素材も求められています。

他大学との連携



岡山大学は、「研究ファースト」を掲げ、他大学や研究機関との連携も強化しています。これにより、さらなる社会変革を推進するとともに、岡山大学のビジョン実現に寄与します。今後の研究大学としての挑戦に大いに期待されている新たな拠点、植物・光エネルギー開発拠点の進展に注目していきたいところです。

2024年8月23日には、岡山大学から公式な情報が発表され、この活動は全国的にも注目を集めることでしょう。地域中核としての特色ある研究大学として、今後も持続可能な開発目標(SDGs)に沿った活動を進める岡山大学の姿勢は、他の大学にとっても模範となることでしょう。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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