ユニリタエスアールと日本情報産業が報告する新しいサービス展開の全貌
ユニリタエスアールの新サービス誕生
株式会社ユニリタエスアール(以下、ユニリタSR)は、日本情報産業株式会社(以下、NII)との技術連携により、新たに「メインフレームアプリケーション保守・運用支援サービス」を開始しました。このサービスは、メインフレーム領域の技術者不足を解消するために大いに期待されています。
メインフレーム技術者不足の現状
現在、多くの企業が利用しているメインフレームシステムでは、COBOLやアセンブラといったプログラミング言語による開発やその運用を手掛ける人材の不足が深刻な問題となっています。特に、これらの技術者は年齢が高く、引退が進行する中、新たな世代の技術者の育成が追いついていない状況です。
日経クロステックが2020年に実施した調査では、UNIRITAメインフレーム技術者の確保が難しいと感じている企業が多数を占めています。これは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進という潮流の中で、IT人材の流出が続いていることが主因とされています。
新サービスの概要
「メインフレームアプリケーション保守・運用支援サービス」は、ユニリタSRとNIIが持つ豊富な経験と技術力を基盤とし、レガシーシステムのメンテナンスや改善を行うトータルサービスとして提供されます。このサービスは、メインフレームの運用状況を解析し、その結果に基づいて仕様書や設計書を整備することで、企業の運用効率を高め、マイグレーションにおけるリスクを低減するものです。
ブラックボックス解消への取り組み
多くの企業でメインフレームがブラックボックス化している状況を改善するため、ユニリタSRは運用状況を解析する技術を駆使して、未整備の仕様書や設計書を作成することができます。このような対応策を取ることで、将来的にシステム変更を検討している企業も、スムーズに移行作業を進めることができるでしょう。
今後の展望
ユニリタSRとNIIは、この新サービスを通じて、お客様のシステムの運用しやすさを向上させるだけでなく、IT技術者の支援や課題解決の迅速化も実施していく計画です。これにより企業のシステムモダナイゼーションを加速し、業務効率化に貢献することを目指しています。
レガシーアプリケーションの重要性はこれからも増していくため、両社の才能と経験が不可欠になってくるでしょう。企業が競争力を維持するためには、メインフレームの保守・運用支援サービスは、今後ますます必要とされる存在となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ユニリタ
- 住所
- 東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟/29階
- 電話番号
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00-0000-0000