人とAIが共同で生み出すソフトウェアテストの未来
株式会社ベリサーブは、AI駆動の新しいソフトウェア開発時代を切り開くプロダクト「TESTRA」(テストラ)のProof of Concept(PoC)版を2026年4月初旬に提供することを発表しました。この革新的サービスは、自然言語で書かれた仕様書から自動でテストケースを生成し、ソフトウェアの品質向上を強力にサポートします。
テクノロジーの進化とソフトウェアテストの課題
近年、生成AIの普及に伴い、ソフトウェアテストのスタイルも進化しています。従来はテスト分析から設計までを人間が行っていましたが、今では生成AIがその役割を担うようになっています。しかし、この新しいアプローチにはいくつかの課題も存在します。出力内容が不正確であったり、なぜその結果が得られたのかが不明であったりすることが挙げられます。これに対処するために、専門知識を持つ人間の介入が不可欠です。
「TESTRA」の特長
「TESTRA」は、社内に蓄積されたテスト観点と体系的なテストモデル(MBT)を基に設計されています。具体的には、次の機能が備わっています。
1. 自然言語から機能を自動識別し、テスト条件を抽出
2. テスト観点を提案し、ツリー構造に整理
3. テストモデルを自動生成し、ユーザーに提示
4. 高精度なテストケースを生成されるというフローで、従来手作業で行う場合と比較し、作業工数が最大60%削減されることが期待されています。
さらに、「HITL(Human In The Loop)」の理念に基づき、人間がAIの生成した内容をレビューし、必要に応じて修正するフレームワークが導入されています。この仕組みにより、テストケースの生成理由や根拠を第三者に説明できるため、監査や顧客からの信頼性向上にも寄与します。
同様の国内外の動向との兼ね合い
「TESTRA」は、日本国内の「人間中心のAI社会原則」や、2024年に施行予定の「EU AI法」にも適合しており、AIによる管理が求められています。このような流れの中で、人間の判断が必須となる設計を採用した「TESTRA」との親和性が高まっています。国際的な基準を踏まえた上での人間とAIの協働を実現するための一翼を担います。
今後の展望
2026年秋には、さらに進化したクラウド版をリリースする予定であり、ソフトウェアテストの分析・設計だけでなく、実行までの支援が可能になる見込みです。ベリサーブは「人×技術×AI」による新たな品質保証を推進し、顧客のソフトウェア開発にさらなる安全と安心を提供することを目指しています。
会社概要
株式会社ベリサーブは、2001年に設立され、ソフトウェアテストや品質関連、サイバーセキュリティ、コンサルティング等の事業を展開しています。顧客のニーズに応じて多岐にわたるサービスを提供し、信頼性の高いソフトウェアを実現しています。
「TESTRA」に関するお問い合わせは、ベリサーブの公式ホームページをご覧ください。