子ども支援プロジェクト
2025-08-18 13:28:24

夏休みの食事支援プロジェクト「こどもごちめし」が提供数2万食を達成

夏休みの食事支援プロジェクト「こどもごちめし」



2023年7月22日から始まった「こどもごちめし」プロジェクトは、NPO法人Kids Future Passport(KFP)による地域の飲食店と協力した食事提供の取り組みです。このプロジェクトは、夏休み期間中に学校給食がなくなることにより、食事に困る子どもたちに向けて無償の食事を用意するものです。

プロジェクトの概要



「こどもごちめし」は、飲食業界の大手企業、吉野家やモスバーガー、はなまるうどんなどと連携して、質の高い食事を提供しています。開始から約2週間で、総計19,861食、1日平均1,400食を無償で提供しました。この提供数は、主に都市部に集中しており、特に東京都、愛知県、神奈川県、福岡県、大阪府などの利用者数が目立っています。

プロジェクトは、今後もさまざまな企業や寄付を活用し、全国規模で支援を続けていく予定です。クラウドファンディングを通じて集めた寄付金も、食事提供の一助として活用されています。

利用者の実態



中間報告では、支援ニーズが特に都市部に集中する一方で、地方では利用者が少なく、地域ごとの違いが明らかになりました。利用者数の少ない県では、対象店舗の少なさやアクセスの不便さ、事前の認知促進の必要性が影響していると考えられます。

年齢別の利用傾向



一般世帯では小学生の利用が50%を占める一方で、中学生の利用は15.9%にとどまります。これは、夏休み中の昼食需要が高いことが一因とされています。ただし、要支援世帯では中学生の割合が22.9%に上昇し、年齢層が上がるほど食支援の必要性が高まる傾向が見られます。また、利用時間帯も異なり、一般世帯は昼食の利用が多いですが、要支援世帯では夕方や夜の利用が多く、深夜・早朝の利用も少なからず存在しています。

利用者の声



利用者からは、「食事の準備が経済的に大変だったがこの支援で助かった」という声や、「好きなハンバーガーを食べられて嬉しかった」といった感謝の声が続々と寄せられています。子どもたちが自ら選んだ食事を楽しむ姿が、地域の飲食店においても多く見られています。

参加企業の想い



企業側もこの支援活動に対して非常に前向きな姿勢を示しています。吉野家の責任者は、「食事チケットを通じて子どもたちに温かい食事を届けられることが嬉しい」と語り、モスバーガーやはなまるうどんも「子どもたちの笑顔を支えられるこの活動に感謝している」とのコメントを寄せています。

今後の展望



「こどもごちめし」は、IT技術を活用して効率的な運営を目指しています。持続可能な食支援のモデルを確立し、今後も多くの子どもたちに良質な食事を提供していくことで、地域社会に貢献していく所存です。これからの展開が期待されるこのプロジェクト、是非とも注目していきたいですね。

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NPO法人 Kids Future Passport概要


  • - 所在地: 福岡県福岡市博多区千代1-20-31
  • - 設立日: 2023年6月2日
  • - 代表理事: 中本真理子
  • - 事業内容: 地域こども支援事業「こどもごちめし」

KFPの活動は、すべての子どもたちに健やかな成長をもたらすことを目指し、地域の協力を得ながら持続可能な支援を展開しています。


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会社情報

会社名
NPO法人 Kids Future Passport
住所
福岡県福岡市博多区千代1-20-31 福岡県千代合同庁舎6階 オフィス4
電話番号

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