新たな『ゴジラ-1.0/C』が11月2日に放送
11月2日(土)19時から、BS日テレで『ゴジラ-1.0/C』の無料放送が初めて行われます。本作品は、最新の映像技術を駆使しながらも、モノクロという特殊な表現で新たなゴジラの姿を描いたものです。
『ゴジラ-1.0/C』は、山崎貴監督が自ら「ドキュメンタリーのような凄まじく恐ろしいゴジラが現れた」と語るほど気合を入れて製作された作品です。単に白黒にしたのではなく、モノクロ写真の名手たちが映し出すような画調を目指したこの映画は、その画面に映るものすべてにこだわりが見られます。映画館での上映を逃した方々には、ぜひこの機会にその魅力を体感していただきたいと思います。
作品の背景とあらすじ
『ゴジラ-1.0/C』のストーリーは、戦後の日本が舞台です。当時の状況相をリアルに感じながら、観る者に深い印象を与えることでしょう。作品の冒頭は、第二次世界大戦末期、特攻隊のメンバーである敷島浩一少尉が不時着するところから始まります。彼は大戸島に辿り着いてから、呉爾羅という全高15メートルの巨大生物に襲われます。
その後、東京で戦争の影響を受けて焼け野原となってしまった町の中に迷い込む敷島は、赤ん坊を抱えた女性との出会いを果たします。彼らは共に生活をしながら、戦争の記憶に悩まされ続けます。悪夢にうなされる毎日の中、復興を目指す人々の元に突如出現するゴジラ。人間の力では太刀打ちできないほどの脅威を与える存在に、彼らはどのように立ち向かうのか。
映像美とテーマ
実際に目の当たりにしたことのないゴジラの恐怖を、モノクロの世界で体感することで、観る者はまるで1954年に公開された初代『ゴジラ』を体験しているかのような感覚に包まれます。昭和の街並みや服装、そして人々の息づかいが、モノクロという選択によって際立って見えます。
この作品が描くのは、ただ単に「死」をテーマとしたものではなく、「生きるための戦い」です。戦争を生き延びた人々が、今度はゴジラに立ち向かうチャンスを得ることができるのか、この映画が描く壮大なドラマには、多くの視点が詰め込まれているのです。
放送の詳細
BS日テレでの放送は、11月2日夜7時から9時24分までの拡大版で行われます。この放送に先立ち、日テレの「金曜ロードショー」でも『ゴジラ-1.0』が地上波で初放送されるので、ぜひ両日の放送を楽しみにしていてください。最新技術とモノクロが織り成すゴジラの姿は、あなたの記憶に残ることでしょう。
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