メディウィル、東京都オープンデータラウンドテーブルに参加
東京都で開催された第6回オープンデータ・ラウンドテーブルに、医療情報サービス事業を展開しているメディウィルが参加しました。東京都は、現在オープンデータカタログサイト上に約57,000件以上のデータを掲載しており、各区市町村とともに「オール東京」としてのオープンデータ推進に力を入れています。このラウンドテーブルは、民間のニーズを探るために開催されている重要な取り組みの一つです。
ラウンドテーブルの概要
今回のラウンドテーブルには、東京都デジタルサービス局の職員3名と、3社の企業が出席しました。リモートでデジタル庁からも1名が参加し、東京都各局や区市町村の担当者が多数集まりました。メディウィルのプレゼンでは、城間が「東京都発熱外来病院検索サービス」を紹介し、オープンデータとその形式の重要性に触れました。また、東京都などの行政機関に対する要望も伝えました。
東京都発熱外来病院検索サービス
メディウィルは2022年7月に、医療機関を直感的に検索できる「東京都発熱外来病院検索サービス」を開発しました。このサービスは、東京都が公開している発熱や新型コロナウイルス感染症が疑われる状況に対応した医療機関のリストを基にしています。サービス開始から1年余りで、390万PVのアクセスがあり、68万人のユーザーに利用されています。アンケート結果では、6割以上が「このサービスを通じて医療機関を見つけられた」と回答しています。
成功の要因と今後の展望
今回のサービスは、公開データの質の高さとメディウィルの技術力が合致した結果、短期間での開発が実現しました。リリース後すぐに活用事例として紹介され、PR効果も大きかったとしています。
現在メディウィルは、成人向けの帯状疱疹ワクチンに関連した病院検索サービスの開発にも取り組んでいます。行政が公開している「接種を実施する医療機関リスト」を活用しているものの、そのデータ形式がPDFのため手入力が必要となっており、これをExcelやCSV形式にしてもらうことで、より迅速なサービスの立ち上げが可能になると主張しています。
さらに、疾患別の医療機関一覧のデータもオープンデータ化されることで、利便性が向上し、多くの市民にとって有益な情報を迅速に提供できると期待されています。
メディウィルの理念とミッション
メディウィルは、「すべてのパートナーの心身ともの健康と幸せを追求する」ことを経営理念として掲げています。創業以来、医療情報サービスを通じてヘルスケア事業者が抱える課題に対し、デジタルソリューションを提供しています。今後も、新型コロナウイルスに苦しむ患者さんを支援するべく、発熱外来の情報提供を通じて医療機関とのつながりを深めていくことを目指しています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社メディウィル
- - 所在地: 東京都世田谷区三宿1-14-8-107
- - 代表取締役: 城間波留人
- - 事業内容: 医療情報サービスを提供
- - 設立: 2006年2月
- - 公式サイト: メディウィル公式
メディウィルは、今後のオープンデータ活用とともに、より多くの人々の健康を支えるための活動に注力していくでしょう。彼らの取り組みが、都民にとって大きな助けとなることを期待します。