神戸で実現する持続可能な暮らし：新鮮な有機野菜と卵を体験するシェアハウス

神戸で新しいライフスタイルを提案するシェアハウス「和楽居」

神戸市垂水区に位置するシェアハウス「和楽居」は、持続可能な食生活を実践する場所として注目を集めています。このシェアハウスでは、淡路島からの新鮮な有機野菜や、自家製の「放し飼い卵」を毎日の食卓に取り入れた暮らしを実現しています。2017年から導入された「有機野菜付き家賃システム」により、入居者は月ごとに届けられる季節の野菜セットを楽しむことができ、さらに自由に動き回れる鶏が生んだ卵も利用できるのです。

フレッシュで安全な食材がもたらす利点

和楽居では、地域の有機農家と連携し、質の高い野菜を安定して供給しています。地元の農家が手掛けた野菜は、一般のスーパーでは手に入らないほどの新鮮さと美味しさを誇ります。入居者からは「食材の質に感動した」という声や、「料理への興味が増した」といった意見が多数寄せられています。特に、食事制限のある方にとっては安心して利用できる食材環境が整っており、家族のような絆を持つコミュニティの形成にも寄与しています。

放し飼いの卵の新鮮さ

さらに、和楽居のもう一つの魅力は、自家製の放し飼い卵です。敷地内の庭では、合計5羽の鶏を自由に飼育しており、31日のうちには新鮮な卵が毎日3～5個収穫できます。130本の鶏が運動できる広々とした環境で育てられており、化学飼料を使用せず、無農薬の餌を与えることで安心・安全な卵を提供しています。このような取り組みは、市販のケージ飼いの卵とは一線を画すもので、環境への配慮にも貢献しています。

食を通じた持続可能なコミュニティづくり

和楽居では、食を通じた持続可能なライフスタイルを広めるため、6月21日に映画上映会と「0円食堂」のイベントを開催します。上映作品は、アリス・ウォータースの「食べることは生きること～アリス・ウォータースのおいしい革命～」。この映画は、食べ方の見直しを通じて、社会全体をどう変えていけるかというメッセージを伝えています。上映の後には、持ち寄り食材を活用した「0円食堂」を実施し、食品ロス削減に取り組むと同時に、参加者同士の交流を深める場を提供します。