はじめに
大学生活の変化は常に注目を集めており、特に近年の新型コロナウイルスの影響が大きく反映されています。そんな中、大学生協事業連合UNIVCOOPキャリアナビ事務局は、2025年11月に実施された「28卒以降学生生活&進路状況調査」の結果を発表しました。この調査は、大学生協の組合員を対象にし、学生の就活状況や学生生活の実態を把握することを目的としています。
調査結果の概要
この調査は、2025年の卒業を予定する大学生を対象に行われ、260件の有効回答が得られました。具体的な調査結果には、通学頻度、授業形態、キャンパス内での過ごし方、働き方の希望、キャリア観などが含まれています。
1. 学生生活について
調査によると、平均的な通学日数は4.8日であり、週に6日通学している学生も約10%に達しました。これは、学生が授業以外でも積極的に大学に滞在していることを示しています。さらに、授業形態については、オンライン授業も存在するものの、学習環境の中心は依然として対面授業であることが確認されました。
また、学生がキャンパスに滞在する平均時間は6.8時間と長く、特に長時間滞在する学生が増加しています。これにより、キャンパスが学びの中心としての役割を果たしていることが伺えます。
2. キャリア観について
キャリアについての価値観は、多様性が増しており、特に学生が重視する点が変わっています。仕事に求めるニーズとして、「成長できる環境」が前回調査よりも増加し、成長機会への関心が高まっています。この結果、「安定性」や「やりがい」といった従来の重視すべき要素が減少しており、特に驚くべきは学生がよりリスクを伴わない安定した環境でのスキル向上を重視していることです。
また、働き方に関しては、福利厚生よりもライフイベントによる柔軟な働き方を重視する傾向が強まっています。とりわけ「勤務時間の柔軟性」や「勤務方法の多様性」が求められるようになり、キャリアを築く上での態度に変化が生じていることが明らかになりました。
3. 勤続年数について
さらに、想定される勤続年数について調査したところ、3人に1人が「定年まで」と回答し、学生の安定志向が強いことが伺えました。しかし、中堅層の中には「3年以上5年未満」や「5年以上10年未満」といった選択肢も多く、柔軟にキャリアを選択したいと考える学生も多いことが分かります。
おわりに
今回の調査結果は、大学生の生活やキャリアに対する考え方が時代とともに変化していることを示しています。オンライン教育が根付く一方で、対面授業の重要性も再認識されつつあります。学生たちのキャリア選択に関する価値観も変化しつつあり、企業や教育機関はこの流れをしっかりとキャッチアップし、支援を考える必要があります。詳しい調査結果は、株式会社キャンパスサポートの「ピタリク」内で公開されていますので、ご興味のある方はぜひご参照ください。