VR技術を活用した美容師体験の新時代
東京都美容組合が全国の美容学校や高等学校に配布する新しいVR動画が注目を集めています。このコンテンツは、美容業界における教育改革の一環として、ICT技術の活用を推進するものです。全国の美容学校でVR教材が増えている中、各学校では実際にサロンに足を運ぶことなく、美容師としての仕事を疑似体験できる環境が整っています。
VR動画の概要とは?
今回配布されるVR動画では、視聴者は10人の異なる美容師の仕事をリアルに体験することができます。360度の映像によって、一般的な美容師密着動画やサロン見学動画を上回る没入感を持って視聴できるのが特徴です。視点を自由に動かせることで、まるでサロン見学をしているかのような体験が可能です。
美容業界の現状と改革の必要性
美容師という職業は、働き方改革が進み、自由な働き方が可能な職業として認知されつつあります。しかし一方で、「美容師は大変な仕事」といったマイナスなイメージも残っており、実際の仕事内容を知らずに美容師を目指すことを断念する若者も少なくありません。今回のVR動画は、若者たちに美容師の現実と魅力を伝えるために制作されました。
各サロンでの体験内容
このVR動画には、憧れのスタイリストやアシスタント、さらにはフリーランスやママ美容師、アイリストなど、異なるキャリアの10人の美容師が登場します。視聴者は彼らのサロンワークを通じて、実際に自分がその場にいるような感覚で体験できます。
協力をいただいた美容師には、米田星慧(GOALD)、伊藤 雄大(COA)、寺村 優太(iii)など、さまざまな才能が集まっています。これらの美容師たちのリアルな仕事ぶりを通じて、美容業界の多様性を感じられるコンテンツとなっています。
活用の場と視聴方法
このVR動画は、美容師に興味を持つ中高生に向けた進路相談やオープンキャンパスでの活用を想定しています。スマートフォンやタブレットを使っても楽しめますが、VRゴーグルを使用すると、さらに強い没入感を得られるでしょう。公式サイトからの問い合わせや動画配布の希望も受け付けており、多くの教育機関からの利用が期待されています。
問い合わせ先
VR動画の配布に関する問い合わせは、東京都美容生活衛生同業組合までご連絡ください。
(営業時間:平日9:00〜17:00)
東京都美容生活衛生同業組合について
東京都美容生活衛生同業組合は、確かな衛生基準のもと、美容業界の発展を目指しています。組合は、美容業における衛生水準の維持向上と、利用者の利益を守ることを目的としています。全国47都道府県の中で、特に東京都の組合は多様な取り組みを行っています。
本部の所在地は東京都渋谷区1-56-4 美容会館3階で、詳細を知りたい方は公式サイトをご覧ください。
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東京都美容生活衛生同業組合