出雲市サードプレイス
2025-02-10 11:07:29

出雲市からの新しい支援制度『サードプレイスMAP』が誕生

出雲市、ひきこもり・不登校支援のための新しい地図を公開



出雲市社会福祉協議会は、ひきこもりや不登校による生活課題を抱える子どもたちとその保護者をサポートするために、新たに「出雲市サードプレイスMAP」を作成し、2月6日より公式サイトやSNSで公開しました。このMAPには、団体名や場所、紹介文、QRコードが掲載されており、利用者が気軽に情報を得られるように工夫されています。

新たな支援制度の誕生の背景


「出雲市福祉総合相談支援事業」が実施されるなかで、ひきこもりや不登校といった課題に直面する家庭が増加しています。相談を受けることで解決策が見つからないことや、相談のハードルの高さなど、地域のさまざまな状況がある中で、「早い段階での介入が必要だ」との思いからこのMAPの作成に至りました。

令和5年度からは42世帯の相談実績があり、その中でも特にひきこもりに関する課題を抱える家庭が多く、10代や20代といった若年層の相談が目立っています。

サードプレイスの重要性


サードプレイスとは、家でも学校でもない第三の居場所であり、地域の子どもたちが安心して過ごせる場所を指します。出雲市内で、学校に行き辛い子どもたちを支援する団体が数多く存在していますが、情報が分散しており、ひきこもりや不登校の子どもたちが求めるサポートの選択肢が限られていました。

このMAPは、多くのサードプレイスを集約し、利用する側がどのようなサポートが受けられるのかを簡単に理解できるようにしています。

地域の声を反映した取り組み


相談に関わる運営者たちは、「学校や行政がサードプレイスを把握できていない」との意見を寄せており、情報の提供が不足していることが指摘されています。そのため、出雲市社会福祉協議会は、地域の声を聞き入れながら、サードプレイスの情報をまとめるメリットに目を向けました。そして、相談支援コーディネーターを通じた地域のつながりが支援の幅を広げることを目指しています。

現在の支援状況と今後の展望


出雲市の教育委員会によると、不登校の児童・生徒数は年々増加しており、令和4年度には過去最多の592人に達しました。この背景には、地域の支援体制が不足していることが影響しています。そんな中、出雲市社協はひきこもりの方や不登校の子どもたちのニーズに応えるため、サードプレイスとの連携を強化し、新たな支援の輪を広げています。

今後も、サードプレイスを通じて地域の人々とのつながりを深め、ひきこもりや学校に行きづらい子どもたちに多様な選択肢を提供できるよう、引き続き努力を続ける方針です。

出雲市社会福祉協議会について


地域住民が安心して生活できるように、出雲市社会福祉協議会は「困った」という声に柔軟に対応する活動を行っています。私たちは福祉活動に取り組む方々をサポートし、さまざまな連携を通じて地域の課題解決を目指します。

出雲市社会福祉協議会公式サイト


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会社情報

会社名
社会福祉法人出雲市社会福祉協議会
住所
島根県出雲市今市町543出雲市社会福祉センター
電話番号
0853-23-3781

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